■雲南市長 石飛厚志(いしとびあつし)
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、令和6年の初春を迎えられたこと、心からお慶び申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、世界情勢の不安定化による物価高騰など、グローバルな課題に翻弄された一方で、新型コロナウイルス感染症の取り扱いが5類感染症となり、市内でもさまざまな地域イベントなどの活動が再開されるなど明るい兆しも見えてきた一年でありました。
令和6年は、早期に世界が安定し、平和のうちに明るい一年となるよう祈念しています。令和6年の十二支は辰たつ年で、成長し形がととのう年だと言われております。
ちょうど今年の11月には市制施行20周年を迎えます。市民の皆様と歩んだ20年を祝い、そして次の10年を考える機会となるような記念事業に取り組んでまいります。
また、今年、雲南市では、10年間のまちづくりの基本となる第3次雲南市総合計画の策定を行います。市民の皆様が自分ごととして雲南市の将来を考え、行動するきっかけとなり、また、これまでの歩みを大切にし、新たな未来の創造につながるような計画としてまいります。
令和3年7月に発生した豪雨災害の復旧工事については、令和6年度中の発注完了、早期完成をめざし、引き続き全力で取り組んでまいります。
昨年運行を終えたトロッコ列車「奥出雲おろち号」に代わり、今年から新たに観光列車「あめつち」の木次線への乗り入れが始まります。新たな周遊観光施策の議論を進め、木次線に対する愛着の醸成や利用促進に向け島根県、沿線自治体や関係団体と連携し推進してまいります。
若者世代が雲南市に移り住み、あらゆる世代がいきいきと心豊かに暮らし続けていくため、住宅施策の推進、UIターン施策の推進、市内高校生の還流推進、人権意識の向上やスポーツ・文化の振興なども図ってまいります。
私の任期も最終年を迎えようとしています。新しい年を迎え、これまでの歩みと成果を大切にしながら、市民の皆様とともに一歩一歩力強くまちづくりを進めてまいりますので、変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、皆様のご健勝、ご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。
■雲南市議会議長 矢壁正弘(やかべまさひろ)
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、ご家族お揃いで健やかに新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
また、雲南市議会に対しまして、皆様方の温かいご支援、ご指導を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は、これまで全世界に猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症も取り扱いが5類感染症に移行し、少しずつ日常を取り戻しつつありますが、その反面、物価高騰によって市民の皆様に大きな影響を与えた1年でありました。
また、プロ野球ドラフト会議において、三刀屋高校の髙野颯太(たかのそうた)選手が東京ヤクルトスワローズから育成2位で指名を受け、入団が決まりました。一日も早くプロ野球選手として1軍でご活躍されることを大いに期待いたします。
26年間運行したトロッコ列車「奥出雲おろち号」は昨年で運行を終了しましたが、これまで県内外から多くの観光客が利用し、雲南市を代表する観光資源として貢献しました。本年4月からは山陰本線を運行していた観光列車「あめつち」が木次線に乗り入れることになり、「奥出雲おろち号」以上の観光資源となることに期待いたします。
市議会も、全議員で木次線活性化促進議員連盟を組織しており、存続に向け努力してまいる所存でございます。
本年は、雲南市市制施行20周年を迎えます。この節目の年に市では、功労者表彰や記念講演などさまざまな記念事業が計画されておりますので、市民の皆様も一緒に参加いただきたいと思います。
雲南市議会としましては、「雲南市議会基本条例」にのっとり、公正性と透明性を確保し、開かれた分かりやすい議会運営を行い、市民の皆様の意見を的確に把握して市政に反映できるよう、市民参加の多様な機会を確保し、情報の提供や公開を積極的に行ってまいる所存でございます。市民の皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年の干支は「甲辰(きのえたつ)」です。十二支の中で辰だけが空想上の生き物であり、辰と言えば龍が天に昇っていくように、勢い良く活気あふれる年、上昇し勢いを増しながらぐんぐん成長していく年になると言われています。本年は、雲南市誕生20周年を迎え、益々発展する年となりますよう、また皆様にとりまして「健康」、「飛躍」、「成長」する素晴らしい1年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
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