■第50回:「運動量測定には歩数計測が便利」
このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。
先日いただいた質問はこれです。
「運動量を測定するのによい方法はないですか?」
適切な運動量として、週3回で合計150分以上の散歩などをすると良いと言われていますが、意外と難しいと思います。
運動量の測定に関して最近では、「歩数で運動量を評価してもよい」と言われています。
最近の研究では、毎日の運動量の測定に関して、運動時間の代わりに、1日の歩数を計測することが有用であることが明らかになっています。
毎日7,000歩以上の歩数があれば、統計上有意に死亡率を低下させることができるようで、運動時間の測定が難しい場合に、スマートフォンにある万歩計の機能などを代用できるといいですね。
今は多くの方がスマートフォンを持っているので、その中に入っている万歩計機能を使って、運動量管理を行っていけるといいですね。
それでは、引き続き健康に気をつけながら健やかにいきましょう。
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