10月12日、雲南市が誕生して20周年を迎える記念式典を三刀屋文化体育館アスパルで行い、地元選出の国会議員や関係者、市民など約500人が出席し、誕生20周年を祝いました。
オープニングでは20年の歩みを振り返った記念映像の上映を行い、式典では雲南市名誉市民の顕彰、特別感謝状の贈呈を行いました。石飛市長は、式辞の中で、20年を振り返り、「6町が持っている『良さ』を市全体の『良さ』として共有し、取り組んでまいりました。雲南市には、『人と人とのつながり』、『自然と調和した暮らし』、『豊かな歴史と文化』など先人から受け継いだ魅力があります。こうした魅力を変わらず大切なものとして次世代につないでいくこと、そのためにも新しい発想で変えるべきものは変えていくことをめざし、『えすこな雲南市』を将来像として、今後も、みんなが幸せに暮らせる、調和あふれる持続可能なまちの実現をめざしてまいります」と決意を述べました。
■雲南市名誉市民
市議会6月定例会で、名誉市民の推挙について同意をいただき、雲南市で4人目となる名誉市民顕彰を行いました。
◯速水雄一(はやみゆういち)様(初代雲南市長)
雲南市の初代市長として就任されて以来16年の長きに渡り、豊富な経験と卓越した手腕により将来を見据えた諸施策を実施し、今日の雲南市の礎を築かれました。
特に、市内各地域の特性を生かした住民自治を基盤とする「地域自主組織」の結成と立ち上げに尽力され、地域自主組織の活動拠点となる「交流センター」を設置し、地域課題を住民自らの手で解決する仕組みを構築されました。このまちづくりは、住民自治の新しいモデルとして全国に認知され、高い評価を受けました。
このほか、「安全・安心」、「活力と賑わい」、「健康長寿・生涯現役」の実現をめざし、定住環境の整備、子育て環境の整備、地域医療の整備、中心市街地商業施設の整備などに積極的に取り組まれました。
また、雲南市が合併直後に直面した早急な財政健全化においては、平成17年に「財政非常事態宣言」を発出し、普通建設事業費の圧縮や補助金の見直しなど、市民とともに行財政改革を進められ、平成23年度末には「財政非常事態宣言」の解除に至りました。さらに市町村合併した全国の地方自治体を主導し、急激な地方交付税の削減対策として、国に対し算定方法の見直し提案を行うなど粘り強く要望を継続された結果、国において制度見直しが行われました。このことは雲南市のみならず、全国の地方自治体に対しても大きな功績となっています。
■雲南市市制施行20周年記念 特別感謝状被贈呈者の皆様(順不同・敬称略)
市制施行20周年を記念し、長きに渡る諸活動を通じ、地域の魅力を広く発信いただいた皆様に特別感謝状を贈呈しました。
※詳細は広報紙3ページをご覧下さい。
◎雲南市公式YouTubeチャンネルで、式典で上映した記念映像や、市施施行20周年記念番組を視聴できます。
・記念番組
・市制施行20周年記念式典で上映した記念映像
※詳細は広報紙3ページの二次元コードをご覧下さい。
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