◎鳥獣対策コーディネーター
山田 稔紀(やまだとしき)
今回のテーマは「ニホンザル」についてです。
ニホンザルは群れで活動し、一度に数頭~数十頭が農地に侵入するため、壊滅的な被害が発生します。また、手先が器用で頭がいいので、侵入の防止対策も一筋縄ではいきません。そのため、イノシシなどに比べ対策費用が高くなりやすく、被害の多い地域では営農意欲の低下も心配されます。
調査の結果、市内には6つ以上の群れが生息していると推定されています。大型檻での捕獲や追い払いなど、市としても対策に力を入れていますが、被害防止のためには捕獲や追い払いだけではなく、
・果樹に実がついたまま放置しない
・利用しない作物などを畑に放置しない
など、集落周辺を餌場にさせない環境づくりが必要不可欠です。
ニホンザルによる被害の相談や、被害防止対策について勉強会を希望される場合は、林業振興課までお問い合わせください。
問合せ:林業振興課
【電話】0854-40-1056
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