令和2年度から始めたケーブルテレビ伝送路の光ファイバー化(FTTH)整備事業は、令和5年度末で全ての工事を終えることができました。工事施工にあたり市民の皆さんには、ご協力いただきありがとうございました。
■ケーブルテレビの経緯
主な事業目的はテレビ難視聴地域の解消と、市内全域でインターネット通信サービスを提供し地域における情報格差を解消することによる若者定住対策や、自主放送を活用し地域の話題や行政情報を発信し地域の活性化と安全安心の推進を図っています。
平成6年4月に「掛合町有線テレビ放送」が運用を開始し、その後、「KKMテレビ雲南」、「大東よいとこネット」が開局、平成16年11月の町村合併により雲南市・飯南町事務組合「雲南夢ネット」が運用を継承し、今年で開局30周年を迎えました。
■なぜ、FTTH整備事業が必要だったのか?
◯ケーブル、設備の老朽化
ケーブルテレビ伝送路が整備されてから、古いところで約26年が経過したエリアがあるなど、伝送路の老朽化がすすみ、故障・障がいが発生するようになっており、また、ケーブルや対応する機材等が製造終了になるなど設備の維持が困難な状況になっていました。
◯民間インターネットサービスの高速化への対応
令和2年時点で、事務組合のインターネットサービスの通信速度が最大30Mbpsまででしたが、民間事業者のサービスで最大1Gbpsのインターネットサービスが市内一部の地域で利用可能な状況にあり、事務組合のサービスの高速化への要望が出ていました。
■FTTH整備事業による効果
・安定したテレビの受信環境の提供
・市内全域で高速インターネットサービス(最大1Gbps)の提供
・市内30ヵ所の交流センターで無料の公共WiFiサービスの提供
・各小中学校で、ICT教育の授業で安定した高速ネットワーク環境の提供
ケーブルテレビ施設は、若い世代の定住対策やUIターンの促進、デジタル技術を活用した各種行政サービスや事業者へのIT化・DXの推進など、これから加速する人口減少・少子化・高齢化社会の地域の課題解決を進める上で重要なインフラ設備となります。
この施設を管理する雲南市・飯南町事務組合では今後も引き続き施設を適切に運用管理しサービスの品質確保と安定供給に努めます。
サービスに関する問い合わせ先:雲南市・飯南町事務組合
【電話】0854-42-5800
問合せ:広報広聴課
【電話】0854-40-1015
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