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森林資源を活用した循環型社会をめざして

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島根県雲南市

市では、さまざまな森林・林業の課題に対応するとともに、産業としての林業の確立をめざす計画として「雲南市林業振興ビジョン」を策定し、森林を適切に管理し、有効に活用していくための施策を推進しています。
森林資源を活用した循環型社会の実現に向けた取り組みとして、3月26日(火)に2つの連携協定を締結しました。

■広葉樹等の付加価値向上に向けた連携に関する協定
これまで山林資源は、針葉樹の木材利用が盛んな一方、広葉樹は比較的安価で取引されるチップなどで利用されてきました。
針葉樹だけでなく、広葉樹の付加価値向上、さらには川上(原木供給)から川中(製材加工)、川下(木材利用)への木材流通の仕組みの構築などをめざし、広葉樹等の付加価値向上に向けた連携に関する協定を締結しました。
この協定は、オムロンソーシアルソリューションズ(株)、および(同)グリーンパワーうんなん、大原森林組合、飯石森林組合、(一社)島根県木材協会大原支部・飯石支部、雲南市とで締結し、広葉樹等の活用を進め、森林および木材の価値向上、森林所有者や林業従事者への利益還元および製材事業者等を含めた地域経済の活性化につながることが期待できます。

■ドローン等人材育成及び技術支援に関する連携協定
空撮や点検、測量などで活用されている遠隔操作可能な飛行物体「ドローン」。
近年、さまざまな分野でドローンの活用が進んでおり、林業分野では、例えば、これまで人が山の中を歩き手作業で木の本数や太さなどを測定する森林調査を行ってきましたが、ドローンを活用することで遠隔地からより広範囲の森林の情報を短時間で把握することができるようになっています。
ドローン活用などのリモートセンシング技術導入による林業DX(デジタルトランスフォーメーション)および行政DXの実現をめざし、UAV(ドローン等)人材育成及び技術支援に関する連携協定を締結しました。
この協定は、(有)ヒラオカ、および大原森林組合、飯石森林組合、雲南市とで締結し、技術研修などを通してリモートセンシング技術者の人材育成を行い、リモートセンシング技術を活用、実装した森林整備の推進などに取り組みます。

問合せ:林業振興課
【電話】0854-40-1056

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