■雲南市長 石飛厚志(いしとびあつし)
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、令和7年の初春を迎えられたこと、心からお慶び申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、グローバルな影響を受けながらも、雲南市市制施行20周年記念行事の開催をはじめ、市内ではさまざまなイベントや行事が盛況に開催され、市民の皆さんの心をひとつにする貴重な機会となりました。合併21年目を迎える令和7年が、さらに雲南市の魅力が広がる明るい1年となるよう願うところです。
昨年12月には、雲南市の、今後10年間のまちづくりの目標と方向性を示す「第3次雲南市総合計画」を策定しました。
雲南市には、「人と人とのつながり」、「自然と調和した暮らし」、「豊かな歴史と文化」など、先人から受け継いだ魅力があります。こうした魅力を次世代につないでいく、そのためにも新しい発想で変えるべきものを変えていくため「変わらず、変える」という言葉を基本理念としました。
また、将来像は「えすこな雲南市」とし、「Well(ウェル)-being(ビーイング)for(フォー)all(オール)UNNAN(うんなん)」みんなが幸せに暮らせるまち、をめざし今後も持続可能なまちの実現に取り組んでまいります。
昨年4月から木次線への乗り入れが始まった観光列車「あめつち」の運行については、市内各種団体による出迎え、沿線の皆様による手振りで歓迎していただき大変好評を得ることができました。木次線の周遊観光や情報発信に引き続き取り組み、利用促進に努めてまいります。
あらゆる世代がいきいきと心豊かに暮らし続けていくため、住宅施策やUターン施策の推進をはじめ、人権意識の向上やスポーツ・文化の振興なども図ってまいります。
令和3年に発生した災害からの復旧事業は、完了に向けて着実に進捗しています。また長年にわたり改良工事が進められてきた大東地内の主要地方道松江木次線の改良工事は、本年度中の完成が見込まれ、国道54号の拡幅工事とビジネスホテルの建設についても順調に進展しており、地域の活性化に期待が寄せられます。そして、本年3月には、国と市が協力して行ってきた斐伊川の河川敷公園の整備が完了し、共に桜の季節を迎えることを楽しみにしております。
令和7年の十二支は巳(み)年で、再生や変化を繰り返し柔軟に発展していく年だと言われております。
新しい年を迎え、これまでの歩みを大切にしながら、変化に柔軟に対応し、市民の皆様とともに一歩一歩力強くまちづくりを進めてまいりますので、変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、皆様のご健勝、ご多幸をお祈りして、年頭のごあいさつといたします。
■雲南市議会議長 松林孝之(まつばやしたかゆき)
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、ご家族お揃いで健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年、雲南市議会では選挙を経て新たに19人の議員が誕生し、11月28日の臨時会にて議長、副議長および常任委員会の構成が刷新され、第6期目がスタートいたしました。このたび私が議長に就任することとなり、その責任の重さを深く感じております。市政の発展と議会のさらなる活性化に尽力する所存ですので、皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
昨年は能登半島地震や豪雨災害など、全国で多くの自然災害が発生しました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、県内では島根原子力発電所2号機が再稼働しました。市議会としても安全確保を最優先に、中国電力株式会社へ働き掛けてまいります。
一方、雲南市は市制施行20周年を迎え、記念式典では初代市長への名誉市民顕彰や特別感謝状の贈呈が行われました。また、新たな「第3次雲南市総合計画」を策定し、「えすこな雲南市」を未来像として掲げ、持続可能なまちづくりへ向けて次のステージへと進んでいます。また令和元年から議会CT化を推進しタブレットを導入してきましたが、昨年6月定例会から完全ペーパーレス化を図り、コスト軽減、効率化、省エネルギー化を実現しました。さらに、今後は議会のデジタル化の一端として、不測の事態にも対応するためのオンライン会議システムの導入も視野に進めてまいります。人口減少や少子化・高齢化といった課題に立ち向かいながら、市議会としても「雲南市議会基本条例」に則り、開かれた議会運営をめざし、改革を進めてまいります。
本年の干支は「乙巳(きのとみ)」です。巳は脱皮を繰り返す象徴とされ、再生や柔軟な発展を意味します。この精神のもと、雲南市がさらに成長を遂げる一年となるよう尽力いたしますとともに、市民の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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