■第52回:「スマートフォンの使い過ぎは心臓病になりやすい」
このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。
先日いただいた質問はこれです。
「スマートフォンの使い過ぎは、健康に悪いですか」
現在、スマートフォンの普及は圧倒的で、日本の人口の90%以上がスマートフォンを所有しています。一方で、その使用が健康にどのような影響を与えるのかは明らかになっていませんでした。
実は、最近の研究では、「スマートフォンの使い過ぎが、心臓病につながっている可能性があること」が明らかになっています。
スマートフォンの使い過ぎによって、睡眠時間やその質の低下、精神的ストレスの増加、神経衰弱につながることが原因のようです。これは若年や中年の方だけでなく、高齢の方にも当てはまるデータのようです。さらに、スマートフォンの使い過ぎは運動量の低下にもつながり、心臓病以外の慢性疾患にもつながりそうですね。
スマートフォンはとても便利ですが、自分の健康を考えながら、健全な使い方を身に付けていきたいですね。
では、引き続き健康に気を付けながら健やかにいきましょう。
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