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自治体の皆さまへ

総合診療医が答える「こんな症状や疑問持っていませんか?」

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島根県雲南市

■第54回:「インフルエンザワクチン接種で重症化や入院を予防できる」
このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。

先日いただいた質問はこれです。
「インフルエンザワクチン接種は本当に必要ですか」
昨年末から今年にかけてインフルエンザが大流行しています。外来、入院ともに、インフルエンザにかかる方が多く、症状も強く出ている方が多い印象です。

最近の研究では、「インフルエンザワクチン接種で50%程度、重症化や入院を予防することできる」ことが分かっています。

複数の研究で、インフルエンザワクチンを接種することによって、特に、高齢者と小児で、50%以上の救急受診や入院を減らすことができることが証明されています。

インフルエンザは新型コロナウイルス感染症と一緒で、長期間全身倦怠感が続き、生活の質を大きく下げることが多いといわれています。最近はLong flu(ロングフル)といって、インフルエンザ罹患後に長期間症状が続き、その慢性症状を外来で継続的に診察することも多くなっています。

今年は、もうすぐ流行が終わりそうですが、毎年ワクチン接種を受けて、体を守っていきたいですね。

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