◆養成講座生のフィールドワーク
今年の春から実施している飯南町森林セラピーガイドの養成講座。オンライン動画での座学と併せて実施しているのがフィールドワークです。実際のガイドでは、性別も年齢も目的もさまざまなお客さまがいらっしゃいます。少しでもお客さまに森を五感で味わってもらうためのリアルなスキルは、現場でないと学び難いものがあります。
この日は、道中にサンヨウブシ(トリカブトの仲間)があり、名前の由来にまつわる小話を学びました。四季折々の表情を見せる森でいかに五感に訴えかけ、感性や意識を刺激するかを学んでいきます。
◆甘い香りに包まれるカツラの並木道
この時期、セラピーロードはむせかえるような甘い香りに包まれます。香りの発信源は、小田川沿いのカツラの並木道。
「香りが出る=香出(かづ)る」が名前の由来という説もあり、カツラの木はたたら製鉄のご神木としても有名で、飯南町にも多い木です。ハート形の葉っぱがかわいらしく、秋には黄葉します。黄葉して葉が落ちる寸前には、もっとも甘い香りを発します。香りの甘味成分は”マルトール”と言い、最近の研究では抗ガン作用があるんだそうです。
森の中では珍しいほどの甘い香りに包まれてみませんか?
◆「JAFメイトオンライン」で森林セラピー掲載
今年7月に、全国媒体の「JAFメイトオンライン9月号」の撮影取材が飯南町でありました。町内の観光施設を始めとして、森林セラピーの様子も臨場感たっぷりに取材いただいたので、ぜひご覧ください(本紙14ページに掲載のQRコードから)。
問合せ:(一社)飯南町観光協会
【電話】76-9050
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