令和4年度 まちの決算(1)

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令和4年度の一般会計と特別会計等の決算認定を9月議会に提出しました。監査委員からは、全ての会計において報告値は適正に計上されていると認められたものの、町債(借金)が依然として高水準にあることから、慎重な財政運営に努めるよう意見がありました。
議会では、決算審査特別委員会を設置し、12月議会で報告される予定で審査が行われています。

◆収入[一般会計]…85億6,081万円

◆支出[一般会計]…83億393万円

総務費…選挙、庁舎維持費、公共交通、地域振興などに使われる費用
公債費…町債(借金)の返済費用
民生費…保育所や高齢者・障がい者福祉、生活保護などに使われる費用
衛生費…予防接種や健康診断、ごみ処理、環境の保全などに使われる費用

◆収入の状況
昨年度と比較して、自主財源は町税が5百万円減少したほか、ふるさと応援寄附金が2千3百万円減少、基金からの繰入金(貯金の取り崩し)は1億5千3百万円増加しました。依存財源は地方交付税が4千9百万円増加、国県支出金が6千9百万円増加、町債(借金)は5億2千7百万円減少しています。
令和4年度は、今後の実質公債費比率(支出額のうちの借金返済額の割合)の上昇を見据え、基金を取り崩し、2億5千3百万円の繰上償還を実施しました。令和5年度の予算も財源不足により多額の基金を取り崩して予算を編成しているため、一層の施策の重点化と収入に見合った財政運営が必要な状況が続いています。

◆令和4年度に実施した主な事業(新規事業など)
・総務費…庁内LANサーバ更新、電子調達システム導入、旧赤名米倉庫・消防団車両車庫の撤去、角井自治会館エアコン更新、道の駅頓原周辺エリア整備計画策定、町営バス・デマンドバス・自動運転車両の運行、飯南高校の支援、小さな拠点づくりの支援など
・民生費…外出支援タクシー助成、来島高齢者冬期宿泊センター照明改修、高齢者・障がい者福祉、出産祝い金・出産応援ギフト、子ども等医療費助成、保育所運営など
・衛生費…医療従事者確保対策助成金、各種健診・予防接種、火葬場運営、ごみ処理施設の運営など
・農林水産業費…鳥獣被害防止、中山間直接支払、農業担い手支援、リースハウス団地整備(4棟)、農村環境改善センターみせん改修、育苗センターハウス改修、農道整備、農業基盤整備、地籍調査、町行造林事業など
・商工費…創業支援、観光施設運営・維持管理、赤来高原観光りんご園機器整備など
・土木費…町道整備、道路除雪・除雪車両車庫新設、町営住宅改修など
・教育費…学習支援館運営、ICT教育の推進(デジタル教科書)、スクールバス更新(1台)、公民館事業、小中学校体育館・志々トレセン照明改修、谷高齢者コミュニティセンター改修など
・消防費…消防団車両更新(2台)、防災行政無線機器整備、ハザードマップデータ更新など