こんにちは 中山間地域研究センターです。
島根県と広島県、山口県はツキノワグマの西中国地域個体群が生息する地域です。そのため、毎年3県で協力し、ドングリの数を数える豊凶調査を行っています。その調査結果を当センターが取りまとめて報告していますので、結果の一部をご紹介します。
今年度の豊凶調査の結果は、ブナとミズナラは凶作、コナラは東部で豊作でしたが、西部では凶作の地域が多い状況でした。シバグリは、西中国地域の広範囲で豊作でした。飯南町周辺では、コナラやシバグリなどが豊作であることから、集落への出没が極端に増えることはないと考えられます。
10月から12月にかけて有害捕獲されたクマの胃からは、柿の実が頻繁に出てきています。人間と違ってクマは青柿や渋柿であっても普通に食べます。利用しない柿など、クマを誘引するおそれのある果樹については、果実をもいだり、クマが木に登れない様にトタンを巻いたりするなどの対策をお願いします。
なお、山を歩くときはクマに出合わないよう、複数人数で入山したり、クマ鈴やラジオをならしたりするなど、自分の存在をクマに知らせてください。クマは朝・夕の薄暗い時間帯に活発に活動するため、この時間帯は集落においても特に注意してください。
問合せ:
鳥獣対策科【電話】76-3818
中山間地域研究センター【電話】76-2025【URL】https://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/
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