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ルーツいいなん-22-

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島根県飯南町

このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。

◆子どもたちにとって身近な大人でありたい
「塾に通う子どもや保護者さんに満足していただくのは大変です」と話す熊谷怜史さん(24歳)。神奈川県の学習塾に勤務し、教室長として一つの教室の運営を任されています。
熊谷さんが就職先を現在の学習塾に決めたのは、周りの学生の就職活動が終わりかけていた大学4年生の夏。業種に悩んでいた熊谷さんは、「自分は本当に今後の将来、何をしていきたいのか」を考え直し、自分の芯となっている想いを貫き、就職先を決めます。
「子どもたちには信頼できる身近な大人が必要」―。熊谷さんは「自分にとって『from I』での活動が大きかった」と話します。大学1年生で、高校の同級生と結成した有志団体『fromI』。飯南町の小学生を対象とした大学生との交流イベントを企画し、毎年開催しました。「子どもたちと関わることで、想いが明確になった」と続けます。
この想いが就職してからも熊谷さんを支えています。就職して1年半で新規開校の教室を運営。塾生勧誘や講師陣のマネジメントなど多岐に渡る業務に追われることも。「子どもたちと関係性を構築するのは難しい。でも自分がそうだったように、信頼できる大人が身近にいれば、必ずいい影響があるはずです」と笑顔で話します。
「いつかは飯南町に帰って来られたらと思います。今は経験を積む時間です」と熊谷さん。子どもたちの身近な大人として、これからも生徒を支えていきます。

◇熊谷 怜史(くまがい さとし)
飯南町頓原出身。頓原中、飯南高卒業後、島根県立大学に進学。4年間学業だけでなく、積極的にボランティアを行う。卒業後、神奈川県の学習塾に就職し、社会人3年目
よく飯南町に帰省する熊谷さん。高校時代の友人との時間を大切にしているそう。「休みが合えば、会うようにしています。お酒を飲んで話をするだけですけど、認め合える友達がいるのは自慢です」と話していました

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