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ルーツいいなん-26-

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島根県飯南町

このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。

◆地域目線に立って
「飯南町での3年間の思い出は雪ですね。飯南町1年目は1メートルを超す積雪で、経験したこともなかったので、大変だったことを思い出します」と話すのは小宮将大さん(32歳)です。
子どものころから動物が好きだったという小宮さん。大学では野生動物の生態学などを学び、卒業後は鳥獣対策の専門職として島根県庁に入庁。平成27年からの3年間、中山間地域研究センターで、イノシシやアライグマの被害対策に関する研究をしてきました。「研究の中で、猟友会や農家の方と話す機会がありました。最初は方言が分からなくて苦労したのも思い出です」と話します。
飯南町で研究を進めていく中で、小宮さんの研究に対する考え方に変化がありました。「大学では、興味のあることや自らの疑問を解決するために、調査研究をしていた」と小宮さん。「『地域目線で考えること』『地域に還元できる研究であること』が大切だと気づきました。考え方や目線が変わりましたね」と続けます。
私生活では、仕事を通して知り合った、同じ県職員で鳥獣専門員として勤務する美咲さんと令和元年に結婚。「美咲さんも栃木県の出身で、就職を機に島根県に来ていて、こうして島根県に来たことで、縁が繋げられたのかな」と笑顔で話します。
お互いに動物好きな2人。休日には、動物園や水族館などに出かけるそう。「今後も、仕事と私生活のどちらも楽しめるように過ごしていきたい」と話していました。

◇小宮 将大(こみや まさひろ)
神奈川県出身。大学卒業後、島根県庁に就職。初任地として上来島の島根県中山間地域研究センターに勤務。現在は東部農林水産振興センター雲南事務所に勤務し、雲南圏域の鳥獣対策を担当
「二人とも仕事と私生活にメリハリをつけたいタイプ」と美咲さん。2人で出かけたり、お互い趣味を楽しんだりしているそう。将大さんは読書、美咲さんはハープの演奏。「私生活の充実も大切にしています」と話していました

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