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自治体の皆さまへ

〈特集〉令和6年 年頭あいさつ

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島根県飯南町

飯南町長 飯原 隆昭

新年あけましておめでとうございます。

令和6年の初春を迎え、町民の皆さまに謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、町政の推進につきまして、温かいご理解とご協力を賜わりましたこと、厚くお礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また、元日に発生しました能登半島地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
今年は本町が誕生し、20年目となる節目の年になります。辰年ということで「活力旺盛で大きく成長し、形が整う年」とも言うようです。新町になって20年目、私の任期も4年の最後の年でもありますので、これまでの成果を整え、次にしっかりとつなげる一年にしたいと思います。

昨年は、気候変動、地球規模での温暖化を肌身で感じてきました。本町では、梅雨末期の豪雨や台風の襲来もなく大きな災害はありませんでした。大雨警報が発令されることもなく、平穏な一年であったと思います。
そのような中、コロナ禍で延期してきた町全体での防災訓練も実施し、防災意識向上に努めることができました。
3月には「脱炭素のまち宣言」を行いました。姉妹都市である兵庫県伊丹市との連携事業やJクレジットの販売に取り組んでいます。今後は、脱炭素のまち推進計画を策定し、町民の皆さまにも賛同いただける事業をまちぐるみで取り組んでいければと思います。
5月にはコロナウイルス感染症が5類に移行したことから、徐々に日常が戻り、ぼたんまつりや半夏まつり、とんばらふる里夏まつりなど、各種イベントが4年ぶりの開催となり、多くの方が来場してくださいました。地区の秋祭りでは囃子も復活し活気が戻ってきました。
また、ガソリンをはじめとした燃料の高騰や、物価高騰をひしひしと感じる年でもありました。町として子育て世帯、低所得世帯への給付金の支給、元気回復券の発行などの生活支援に取り組んできました。
昨年末から開始した電子地域通貨「い〜にゃんPAY」を活用した生活支援も行いました。この「い〜にゃんPAY」は今後、検診受診や行政サービスでのポイント付与や利用促進キャンペーンなども考えていきます。町内での消費拡大で、地域内でお金が回る経済の好循環にもつなげたいと考えていますので、まずは使ってみてください。
併せて、公約として皆さまにお約束した、次の5つを重点的な政策として、町の最重要計画である総合振興計画に定める各施策にも取り組みました。

(1)「子どもたちの声が聞こえるまちづくり(少子化対策)」
(2)「安心・安全なまちづくり」
(3)「産業が元気なまちづくり」
(4)「定住を進めるまちづくり」
(5)「歴史・文化を感じるまちづくり」

特に「子どもたちの声が聞こえるまちづくり(少子化対策)」として、来島地区に続き、赤名地区、志々地区に「こども広場」を整備しました。地区ごとにコンセプトを持った公園として整備しています。頓原地区は検討中で、計画をまとめたいと考えています。

令和6年度は、まちづくりの指針である総合振興計画・総合戦略の後期5カ年の仕上げの年でもあり、次期、第3次総合振興計画・第3期総合戦略を策定する年になります。
新たに予定している主な事業としては、若者世代からの要望のある単身者向け住宅の建設、飯南高校の存続に向け、町外県外生徒が滞在できる滞在型交流拠点施設の整備、子育て世代から強い要望もあり、長年の懸案事項であった病児保育への要望に応えていきたいと考えています。
また、まちづくりに高齢の皆さまのお力を発揮していただける仕組みづくりや、増加傾向にある外国人労働者に選ばれるまちとして、住みやすい環境づくりに取り組んでいきます。

いずれにしましても、残りの任期で総合振興計画の目標達成に近づくように、ラストスパートをかけるとともに、町民の皆さま誰もが、このまちで暮らして幸せに感じていただけるように引き続き取り組んでまいります。一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。この一年、町民の皆さまには、お元気でお幸せに暮らしていただきますよう、心からお祈りし、年頭のあいさつといたします。

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