こんにちは 中山間地域研究センターです。
山に携わる人は、木材としての価値を調べるためや、森づくりのためなど、さまざまな目的により「木を測る、森を測る」作業を行っています。
今までは、人が山の中に分け入って木の太さや高さを直接測る、体力的にも労力的にも負担の大きい方法が主流でしたが、昨今は、リモートセンシング(物を触らずに調べる)技術によって測る方法が導入されつつあります。
例えば、ヘリコプターなどからレーザーを飛ばして、木の一本一本の大きさや形状を計測する方法や、上空から木の一本一本の枝葉の広がり具合(樹冠:じゅかん)を写真で撮影して、それを基に森林全体にどのくらいの量の木があるか推測したりする方法があげられます。
当センターでは、飯南町小田地内の和恵(わえ)島根県有林をフィールドとして、リモートセンシング技術を用いた森林計測手法について、「どんな林分でも正確な計測ができるのか」、従来作業と比較し「どの程度省力化が図られるのか、導入費用も踏まえてコストが縮減できるのか」などの検証・分析・評価を行っています。
問合せ:中山間地域研究センター
【電話】76-2025【URL】https://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/
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