このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。
◆多様性に触れ価値観が広がる
「まだまだ仕事に慣れていませんが、興味のある分野の職種に就けたので、頑張っています」と話すのは、社会人1年目の大坂瑠美さん(23歳)です。
海外にも教室を持つ幼児教育等を行う会社に勤務する大坂さん。就職を決めたのは「国際的な業務」「子どもと携わる機会」の2つが理由なのだそう。「中学生までは保育士になりたいと思っていました。海外に興味を持ったのは高校生の時です」と話します。
大坂さんは高校1年生の夏休み、赤来ライオンズクラブが主催するマレーシアでの2週間のホームステイを経験。「短期間でしたけど、多様な人に囲まれ、異なる生活スタイルを経験して価値観が広がりましたし、『生活』そのものが観光資源になると気づきました」と大坂さん。これをきっかけにホームステイや海外に興味を持ったそう。「高校3年生になり、進路を真剣に考える際、この経験が大きかった」と振り返ります。
大学生になり留学やホームステイを考えた大坂さん。しかし、コロナ禍で活動には大きな制限が。「それでも国内でのホームステイや卒業前にオーストラリアにも行きました」と大坂さん。「制限がある中でも、いろいろな生活に触れたり、多くの人に会ったりして刺激がありました」と笑顔で話します。
「社会人1年目で、仕事も生活も大変ですけど、しっかり将来のことも考えたい」と大坂さん。これからも多くの人に出会い、価値観を広げていきます。
◇大坂 瑠美(おおさか るみ)
下赤名出身。赤来中、飯南高卒業後、京都橘大学に進学。国際英語学部で観光や海外の地域振興等を学ぶ。大学卒業後、江津市に本社を置く幼児教育の会社に勤務し、海外教室の支援等に従事
大学在学時に淡路島でもホームステイを体験した大坂さん。地域を盛り上げる活動に取り組む家族に刺激をもらったそう。「海外だけでなく、日本国内でも観光資源に触れたり、いろいろな出会いがあったり、とても価値観が広がりました」と笑顔で話していました
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