◆春の足音
今年の飯南町は雪も少なく、いつもより早く春が近づいているようです。「去年の今頃はどうだったかな?」と思い、写真を見返すと、かわいらしい花を見つけました。
名前は「セリバオウレン」と言い、早春に真っ先に咲きだす山野草です。根には、胃の消化を助ける作用があり、民間薬として重宝されてきました。古くから和牛の産地であった飯南町では、牛に元気がない時に飲ませたそうです。そのため、スギ林に植栽したものが現在のルーツになっているそう。林床に線香花火のような可憐な花を楽しめます。
また、ヒキガエルも交尾と産卵のために動き出します。森の中にある水溜まりには、個性的な色・模様のヒキガエルが何十匹も集まり、賑やかに鳴いています。さまざまな動植物が動き出す早春の森へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
◆森林セラピーお土産第二弾完成
◇くろもじくゆりのもり
「くろもじくゆりの線香」がたっぷり(約100本)入ったお得版。中には、ちょっとした仕掛けやアイテムも。開けてみてのお楽しみです。
◇くろもじふわり
名刺や便箋に香りをつけるアイテム。飯南町の四季をモチーフにした4つの香り袋が納まっています。香りに癒されるのはもちろん、大切な相手への「はじめましてのあいさつ」に香りでそっと寄り添えられたらと思っています。
販売に先駆け、3月1日に行われた飯南高校の卒業式で、卒業生66人に記念品として「くろもじふわり」をプレゼントしました。これから就職や進学など新たなライフステージに進む皆さんに、飯南町の森の香りがそっと寄り添ってくれるでしょう。
問合せ:(一社)飯南町観光協会
【電話】76-9050
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