こんにちは 中山間地域研究センターです。
飯南町等にある県有林は、平成5年に「県民の森」に指定されました。この区域には、県内でも数少ないブナの群生林があるなど、多くの美しい景観や自然が残り、登山や木工体験などの「ふれあい講座」の定期的な開催で、自然豊かな森林との触れ合いの機会を提供しています。
今回は、新緑と紅葉の季節の「指谷山ブナ林縦走路」を紹介。この縦走路は、林道小田線と林道小田支線の交点をスタートし、林道小田支線から明眼寺谷ルートに進みます。稜線から指谷山に向かう尾根筋(指谷山縦走路)を南に進み、木地屋谷(きじやだに)ルートから森のホテルもりのすをゴールとする約7.6キロメートルのコースです。
明眼寺谷(みょうげんじだに)ルートには、趣深い木のはしごがあり、ちょっと違う登山の始まりを予感させます。あっという間に稜線に着きますが、指谷奥までの間は5月の連休前後に、ピンクの可憐な花が咲き、魅力一杯の「イワカガミ」の群生地となります。漢字で書くと「岩鏡」。光沢のある葉が名の由来のようです。群生地を過ぎると、木地屋谷展望台までアップダウンが続きます。さらに進むと大小さまざまなブナ林。新緑の季節は晴天の日だけでなく、雨の日でも「グリーンシャワー」を浴びながらの登山が楽しめます。魅力いっぱいの県民の森に、ぜひ足を運んでみてください。
問合せ:中山間地域研究センター
【電話】76-2025【URL】https://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/
本紙10ページにQRコードを掲載しています
<この記事についてアンケートにご協力ください。>