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まちのおもちゃ箱(3)健康コラム-保健・医療・介護・福祉

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島根県飯南町

【飯南病院便り】

◆骨粗鬆症(こつそしょうしょう)にご用心!
飯南町立飯南病院 馬渕沙弥佳 医師

小さい頃、地元のお祭りで餅まきに参加したときの話です。近所のおばあちゃんが、投げられた餅を取ろうとして、手首を骨折されました。そのおばあちゃんは骨粗鬆症でした。
骨粗鬆症とはどんな病気でしょうか。骨の強度が低下して、尻もちやくしゃみなど、ちょっとしたはずみで骨折してしまう病気です。股関節や背中の骨を折ったことがある人は、全員、骨粗鬆症の診断になります。ちなみに腰の曲がっている人はたいてい背骨が折れています。痛みはないので、これを「いつのまにか骨折」と言ったりします。骨粗鬆症は単なる老化ではなく、世話焼きの人がなる病気でもなく、病的に骨がもろくなることを指します。骨折は直接命に関わる病気ではないですが、股関節の骨折で手術をした人でも1年後には11パーセントは寝たきり、16パーセントは施設入所、80パーセントは歩行装具が必要になったという報告があります。
骨折を防ぎ元気に過ごすため、骨密度検査を受けて骨粗鬆症の早期発見・早期治療をお勧めしています。さて、骨密度検査を受けた方が良いのはどんな人でしょうか。WHO(世界保健機関)は、65歳以上の女性に骨密度検査を推奨しています。女性は生理が終わると女性ホルモンが低下し、骨がもろくなりやすいからです。たばこや飲酒習慣のある人、ステロイド(免疫を抑える薬)を飲んでいる人も骨粗鬆症の危険性があります。気になる方は「FRAX(R)」で検索してみてください。骨粗鬆症の危険性があるか、数値で教えてくれます。
骨粗鬆症は骨折する前の対策が重要です。治療薬も種類が豊富なので、ぜひ飯南病院にご相談ください。日々のカルシウム摂取や日光浴も効果的ですよ!

【保健福祉センター便り】

◆1年に1回、健診を受けましょう!!~健康年齢を知って、健康な体をつくる~
健康年齢をとおして自分の体の状態を知ることで、健康への意識が高まります。
意識が高まることで、生活習慣の改善につながります。
そのため、1年に1回は健診を受け、「知る」ことから始めてみませんか。
令和6年度の住民健診予定は表のとおりです。

◇令和6年度 住民健診の予定

※同日に胃がん、肺がん検診を実施しています。

住民健診の申込みは随時受け付けています。
保健福祉課の保健師にお問い合わせください。

問合せ:
飯南病院【電話】72-0221
来島診療所【電話】76-2309
保健福祉センター【電話】72-1770

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