このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。
◆我が子に気付かせてもらった親の愛情
「心豊かな子」「たくましい子」「思いやりのある子」を育てることを保育目標とする社会福祉法人みずうみ保育園。主任保育士として日々笑顔で勤務するのが、合田麻佐美さん(40歳・松江市在住)です。
子育てをしながら、保育士として多忙な毎日を送る合田さん。「母が保育士で身近な職種でしたし、人と関わるのが好きなので自然と保育の道に進みました」と話します。夫の勝弘さんの転勤で、職場が変わっても、保育士を続けてきました。
「仕事は好きだけど、壁にぶつかることもあります」と合田さん。それでも、前向きに仕事に向き合えるそう。「壁にぶつかっても挑戦し続けられるのは、愛情たっぷりに育ててくれた両親のおかげです。」と話します。
合田さんの支えとなっている「両親の愛情」。そのことに気付かせてくれたのは我が子とのやり取りでした。「娘が幼い頃から私と料理をしています。娘と料理をしていると、母も私に料理を教えてくれたことを思い出します。それが今の私の挑戦する力になっていると感じます」と合田さん。「母はいつも私の一番の理解者で、両親はいつも愛情を注いでくれました。娘と台所に立つ度に、私も両親のように我が子に愛情を注げる親になりたいと思うんです」と続けます。
最近は家族皆んなが忙しく帰省できていないという合田さん。「実家で母と娘が仲良く作った料理を食べて、父と夫とお酒飲んで。家族で笑ってエネルギー補給したいです」と話していました。
◇合田麻佐美(ごうだまさみ)(旧姓:澤田)
飯南町赤名出身。赤来中、三刀屋高卒業後、岡山県の就実短期大学に進学。現在は結婚し、3人の子どもの母として子育てをしながら、松江市の保育園で保育士として勤務
飯南町に帰ると心が軽くなると合田さん。幼馴染や友人との交流は今も続いているそう。「中学生までしかいませんでしたが、楽しい思い出ばかりです。40歳を迎えましたし、今年こそは地元の友達と集まりたいです」と笑顔で話していました
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