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ルーツいいなん-33-

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島根県飯南町

このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。

◆学び続けること
出雲そばの老舗として、山陰を中心に11店舗を展開する(株)一福。昨年、創業百年を迎えた同社の常務取締役として、経営に携わるのが伊藤史さん(46歳)です。
伊藤さんが同社で働きだしたのは、16歳。現会長に誘われたことがきっかけでした。「高校に進学せず、都会で生活していましたが、生活が合わずに帰ろうとしていたところでした」と伊藤さん。下働きから修業がスタートしました。
1年間町内の店舗で修業後、松江市の店舗に勤務することになった伊藤さん。その後は20歳の若さで店長に就任しました。年上の従業員や高校生のアルバイトなど、さまざまな立場の従業員と働く中で、経営の重要性を痛感した伊藤さん。「若いときから店舗を任せてもらったことで、学ぶ機会になりました」と話します。
働きだして30年になる伊藤さん。今のモチベーションは「経営力の向上」なのだそう。「38歳で取締役になってから、経営に対しての勉強を本格的にするようになりました」と話します。「時代の流れや顧客のニーズの変化に対応して会社を大きくしていきたい」と続けます。「スタッフとその家族の生活を守る使命がありますから」―。今後も自らが率先して学び続けます。
「松江や出雲の店舗で飯南町のアピールもしています」と伊藤さん。お客さんとの会話で飯南町が話題になることもあるそう。「会社の発展が飯南町への貢献になればうれしいです」と話していました。

◇伊藤吉史(いとうよしふみ)
飯南町頓原出身。頓原中卒業後、都会で生活。1年後Uターンし、(株)一福に入社。店長等を歴任し、現在は同社の常務取締役。私生活では釣りを楽しむ2児の父(松江市在住)
「数年前から趣味は釣り」と伊藤さん。魚との駆け引きは相手の心や行動を読む力、忍耐強さが身に付き、仕事にも好影響。「波の音を聞き、仲間との会話を楽しむ時間でもあります。ストレスを溜めないことが大切。私生活も楽しんでいます」と話していました

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