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自治体の皆さまへ

〈特集〉全国からの応援を、力に(2)

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島根県飯南町

◆「全国からの応援」は、返礼品出品事業者への励ましにもつながります。

◇地道な努力が実をつける
化学肥料・農薬不使用の米とサツマイモを育てる「うやま農園」の宇山さん。手をパンパンと叩くと田んぼに放たれたアイガモが寄ってきて、エサをねだります。
うやま農園は、アイガモ農法で育てた「カモしゃん米(まい)」と、「紅はるか(生いもと焼きいも)」をふるさと納税の返礼品に出品しています。
米作りをするうち、自身の手が荒れたことで、化学肥料や農薬を使わない米を育てるために、アイガモ農法に切り替えることを決めた宇山さん。アイガモに雑草や虫の除去を手伝ってもらいながら、人や環境にも配慮した農法です。
作る人にも食べる人にも安心な米ができる一方で、アイガモが鳥獣に狙われる危険があったり、アイガモが食べない雑草は手で抜いたり、苦労も多いそう。
それでも、化学肥料や農薬を使わずに農業を続けています。

◇「また頼んでくれたよねぇ」
宇山さんがふるさと納税の返礼品に出品を始めて10年。続けていくうちにリピーターも増えてきました。「始めた当初は、5月の連休までに在庫の米がなくなって驚いたね」と宇山さん。
「今年はふるさと納税で、サツマイモの寄附申込がいつもと比べても多いんだよ」と話します。熱心なリピーターがいるようで、2週間に1度くらいのペースで申込があることも。
一度食べてもらうとおいしさが伝わって、また申込してくれるという好循環が生まれています。

◇町外から届くエールに
うやま農園は、季節に合わせてカモしゃん入田式やサツマイモ掘りといったイベントを続けたり、産直に商品を置いたりするなど、町外や県外にもファンがいます。ただ、オンラインショップを運営しているわけではないため、米もサツマイモも、飯南町に来なければ買えないものでした。
ふるさと納税の返礼品への出品は、全国からの応援を受け取る方法の一つとなっているのです。

◇飯南町ふるさと納税 寄付額推移

令和2年度は、コロナ禍でふるさと納税に注目が集まったこともあり例外の年となりましたが、制度開始当初に比べ、全体を通して右肩上がりとなっていることが分かります。

◆飯南町ふるさと納税の返礼品に出品しませんか?

◇返礼品出品のメリット
(1)ふるさと納税ポータルサイトを通じて、自社商品やサービスを全国に販売・PRすることができます。
(2)ポータルサイトへの掲載手数料、出品手数料は、町が負担します。
※出品にあたって、募集要件の確認が必要となります。
※募集は随時行っています。
ご対応しますのでお気軽にご相談ください!

新規事業者登録、新規返礼品出品のご相談、問合せ:(一社)飯南町観光協会
【電話】76-9050

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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