ルーツいいなん-35-

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このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。

◆夢を持って生きる生徒を育てたい
「小学生の時にミニバスケットの地区大会で負けて、県大会に行けなくて。その時に、『将来は先生になって県大会に行きたい』と思ったことが教員を目指すきっかけです」と話すのは、中学校教員の星野睦さんです。
小学生の時に教員になりたいと考え始めた星野さん。それでも中高生の時は、中学校の教員になりたいとは考えず、漠然と教員になれればとしか考えていなかったと言います。「真剣に中学校の教員を目指すことにしたのは、大学生になってからです」と話します。
大学に入学し、さまざまな講義を受けたり、教育実習に行ったりする中で、「いろいろな科目ではなく、昔から得意だった数学を教えたい」と中学校教員になることを決意した星野さん。大学生活を送った愛知県で教員採用試験を受験し、合格しました。
念願の中学校教員になり、教員として20年目を迎えた星野さん。これまでの教員生活でさまざまな経験を積んできました。「20年も続けていると、大変なこともありましたし、今後もあると思います」と話します。それでも教員を続けているのには、理由があるそう。「授業や部活で生徒と接することが楽しいし、卒業した生徒が成長した姿を見せてくれるとうれしいです」と続けます。
「先行きが不透明な時代だからこそ、『夢を持って生きる生徒』を育てることが目標です」と星野さん。これからも目標に向けて、生徒に向き合い続けます。

◇星野睦(むつみ)
上来島出身。赤来中、飯南高卒業後、県外の大学に進学し、教員免許を取得。大学卒業後、愛知県で中学校教員となる。現在、愛知県碧南市の中学校で数学を教えながら、進路指導主事を務める
部活動もあり平日も夜遅くまで、土曜日も仕事になることも多い星野さん。ストレスを溜めないように職場の同僚とご飯に行ったりしているそう。「最近はゴルフに行っています。リフレッシュする時間です」と話していました(後列右端)