飯南町長 塚原 隆昭
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
旧年中は、町政の推進につきまして、温かいご理解とご協力を賜わりましたこと、厚くお礼申し上げます。
さて、平成17年1月に「小さな田舎(まち)からの生命地域宣言」を基本理念として誕生した本町ですが、早いもので20周年の節目を迎えました。この間、移住・定住対策や子育て支援、教育の魅力化などの事業を積極的に進めてきたことで、「子育て世代が住みたいまち」として評価もいただいてきたところです。これも町民の皆様や町内事業所の皆様とともに、まちづくりを進めてきた成果だと感じており、改めて感謝申し上げます。
昨年は、単身者向けである頓原上町団地(全12戸)や、飯南高校生と住民の交流の場としても活用する滞在型地域交流拠点施設、病児・病後児保育施設など、以前より要望のあった施設の整備に着手しました。現在、早期完成を目指して建設を進めているところですが、これらの整備により、若い世代や子育て世代の方の移住・定住促進につながればと考えています。
また、産業分野においては、来島牧場の畜舎と機械整備が完成し、将来的には搾乳牛900頭を目指して、順調に増頭しておられます。本町の和牛繁殖との連携にも大いに期待しております。
本年は、現在策定を進めている「第3次総合振興計画」のスタートの年となります。人口減少や少子高齢化が進行する中で、みんなで力を合わせ、誰もが飯南町に住んで良かったと思えるまちを作っていかなければなりません。
また、行政のデジタル化や脱炭素社会など、社会情勢の変化やさまざまな行政課題への取組についてもしっかりと進めてまいりたいと考えております。
長引く物価高騰に対し、国においては低所得世帯等への経済対策を進めることとされていますが、本町においては、町民の皆様の生活支援として「生活応援ポイント事業(1人8千円)」を実施することとしました。
「い〜にゃんPAY」を利用されている方には一早く今月中にポイント付与いたします。「い〜にゃんPAY」をお持ちでない方に対しても、2月下旬から順次ポイントの入ったプリペイドカードをお渡しします。
結びに、町民の皆様にとって住みやすい・住み続けたいまちとなるよう、職員が一丸となって、しっかりと取り組んでまいりますので、一層のご理解とご協力をお願い申しあげます。
本年が皆様にとりまして、健康で素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
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