文字サイズ
自治体の皆さまへ

〈特集〉安心して買い物ができるように~このまちでの買い物事情~

1/29

島根県飯南町

昨年、島根県が実施した町民の皆さんの買い物に関する調査。この調査から見えてきたこと、これからのこのまちでの買い物を考えてみます。

◆普段の買い物
普段の食料品やガソリンなどの燃料費。皆さんはどこで購入されていますか。町内だけでなく、町外やインターネットを通して購入する人も多いのではないでしょうか。
普段、何気なく買い物をする際に「まちの経済」や「これからの自分たちの買い物」への影響を意識することはあまりないかもしれません。
本町のような中山間地域の雇用や活力を維持していくためには、町外からの観光客などを呼び込むことに合わせ、町民の皆さんの町内での消費を増やすことも重要。「電子地域通貨い〜にゃんPAY」も町内での消費促進策の一つ。ポイントの付与もあり、町内消費につながっています。
昨年、島根県が町内の全世帯や事業所を対象とした「飯南町地域経済循環調査」を実施しました。地域の事業者や世帯の商品の購入状況を把握し、地域経済の活性化のための取組を検討するための基礎資料とすることを目的にしています。
調査結果のグラフ(本紙3ページ)を見てみると、スーパーやコンビニ、個人商店など、町民の皆さんの町内での購入割合は47パーセント。町民の皆さんは食料品などの多くを町内で購入していることが分かります。また、地元産品の購入割合は12パーセントとなっています。
地元産品を購入できる場所、特に野菜などを購入する場所といえば町内2カ所に「産直市」があります。「ぼたんの郷(赤名)」「ぶなの里(頓原)」の両産直市は、地元生産者の野菜や米などの農産物、農産加工品等を販売しており、町民の皆さんだけでなく、町外や県外の方も多く訪れます。
従業員の方に話を聞くと「平日は町内のお客様が多く、休日は町外からのお客様が多い印象です。全体的には、町内のお客様が6割くらいの印象です。冬の時期は商品が少なくはなりますが、地元の美味しい野菜などが並ぶ時期には、全体的にお客様が増える傾向です」と話されます。
町民の皆さんにとっても町外や県外の方にとっても重要な買い物場所となっているのではないでしょうか。
次のページでは、調査の結果分析や、そこから見えてくるこれからの買い物事情を中山間地域研究センターの有田研究企画監に伺いました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU