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ぬくもり情報局(2)スギ大径材の利用促進に向けた共同研究

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島根県飯南町

こんにちは 中山間地域研究センターです。

島根県内の人工林は、高齢化が進んでおり、例えば、スギ人工林の8割以上の面積が木材として利用できる樹齢を超えています。これに伴い丸太の直径が大きくなる大径化が進んでいます。しかし、ここから得られる大径材は製材用としての利用が広まっていません。これは他県でも同様で全国的な課題となっています。
農林水産省では、この大径材から国産材製品を安定供給する加工・利用システムを開発するため、委託プロジェクト研究「大径材の活用による国産材製品の安定供給システムの開発」を令和5年度から行っています。国立研究開発法人森林研究・整備機構が研究代表機関となり、当センターも含め大学と民間企業、公設研究機関の計10団体が参加しています。当センターは、スギの大径材から製材する、丸太の中心を含まない心去(しんさ)り平角を対象に、県内で普及している蒸気式木材乾燥機を用いて、短期間で、かつ、内部割れの発生を抑えて強度性能を確保する最適な乾燥技術を開発するため、種々の実験を行っています。
得られた成果は、県内の製材所等に普及して技術の導入を進め、大径材を製材用として活用できる方法を整えます。これにより、県産材の需要を拡大し、県内の林業・林産業の振興に貢献します。

問合せ:
農林技術部木材利用科【電話】76-3825
中山間地域研究センター【電話】76-2025【URL】https://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/
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