このまちに住んでいようと、なかろうと、ルーツをたどれば飯南町。生まれや育ちは違っても、飯南町に縁やゆかりがある。そんな人たちを紹介します。今回登場した人が次の人を指名。つながり続くよどこまでも。
◆人の生活に寄り添うこと
笑顔で顧客に保険商品の提案をする藤原玲音さん(24歳)。昨年4月に転職し、新車販売や各種保険を取り扱う会社で保険の営業職として勤務しています。
藤原さんは、専門学校卒業後3年間は建設会社に勤務し、工事現場の現場監督などをしていたそう。「学生の時からものづくりに興味がありました。道路などの構造物が完成すると、携わった結果が形として残るので達成感もありました」と話します。それでも、これから先の人生を考えて転職を決意。決め手は自らの中に芽生えた一つの想いでした。「もっと人の生活に寄り添った仕事がしたい」――。転職活動をする中で、現在の会社を知り、希望していた営業職として採用されました。今は、顧客一人一人の顔が分かり、生活に合わせた提案をする業務に充実感を感じています。
営業職となり約10カ月。仕事に慣れてくるにつれ、充実感だけでなく知識や経験不足も感じているという藤原さん。「扱っている保険商品の知識を増やして、もっとお客様に喜ばれるような仕事をしたいですし、信頼していただけるようになりたいです」と話します。
私生活では、学生時代に出会った方と昨年12月に結婚。守るべき人ができ、大変な仕事にもさらに力が入ります。「まだまだ未熟ですが、家族のため、お客様のために頑張ります」と藤原さん。今後も顧客に寄り添った提案を続けていきます。
◇藤原 玲音(ふじはら れおん)
上来島出身。赤来中、飯南高卒業後、広島工業大学専門学校に進学し、工事現場の監理等について学ぶ。卒業後、広島市内の建設会社に就職。昨年4月に転職し、現在は営業職として働く
仕事でも私生活でも多忙な日々を送る藤原さん。休日の楽しみは4年前に始めたゴルフなのだそう。「身体を動かすのが好きで始めました。まだまだスコアは良くないんですけど、もっと上手くなりたいですね」と笑顔で話していました
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