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自治体の皆さまへ

令和6年度 施策・事業 特集 広島の元気をぐぐっと押し上げ 1

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広島県

賃金と物価の好循環を起こし経済の正のスパイラルを描いていきます!
広島県では、表紙でご紹介した「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」に掲げる取組を加速させることで、県民や事業者の皆さまと一緒に広島発で賃金と物価の好循環を起こし、経済の正のスパイラルを描いていきます。コロナ禍の制約を受ける社会状況から抜け出しつつある中で、経済が活発化し、物価高騰により実質賃金は減少していますが、消費額は拡大傾向にあります。このような中、令和6年度はデフレから完全に脱却して賃金と物価の好循環を描き、イノベーションが活発化する経済に移行できるかどうかの分かれ道にあります。そのため、足元を支える物価高騰への対応に加えて新たにプロジェクト・チームを設置して人口減少対策を講じるなど、さまざまな取組を強力に推進し、県民の皆さまと一緒に広島発で経済の正のスパイラルを描き、広島の元気をぐぐっと押し上げていきます。

■「挑戦」を後押しする環境づくり
▽リスキリング推進企業サポート
「人的資本経営の導入と社内環境整備の促進」
企業等の経営戦略や人材戦略のもと、従業員が今後の新たな業務などで必要となる知識やスキルを習得し、活用することを意味する「リスキリング」。昨年8月には、企業等がリスキリングを実践する際の取組指針となるガイドラインと、その取組を支える施策のロードマップを策定しました。これらに基づいて、企業価値向上に向けて、リスキリングや働き方改革などで人材を大事にする経営、いわゆる人的資本経営の導入に取り組む事業者の支援や、ダイバーシティ推進に向けた女性幹部登用の加速など、県内企業の環境整備を促進していきます。

▽イノベーション・エコシステム形成
「世界市場を獲得しユニコーン企業へ飛躍せよ」
「イノベーション・エコシステム」とは、民間企業や大学、行政、金融機関などが相互につながり、生態系のように影響を与え合うことで、イノベーションが次々と生み出される状態です。平和都市としての国際的な知名度も生かしつつ、国内外で「イノベーション創出拠点ひろしま」としての認知を高め、世界で選ばれる拠点都市を目指します。その一環として、広島から世界に羽ばたく起業家を育てる「ひろしまユニコーン10」プロジェクトに取り組んでいます。令和6年度は、海外での事業展開を狙うスタートアップ企業等を対象に、海外拠点の開設や事業パートナーとの関係構築等を新たに支援することで、成長のスピードを速め、より大きな社会的インパクトを生み出していきます。
◎「ひろしまユニコーン10」プロジェクトって?
「ユニコーン」と呼ぶ「時価総額10億ドル以上」の企業を、10年間で10社生み出すことを目標としている。

■「誇り」につながる強みづくり
▽広島和牛や瀬戸内さかな等
「多様でおいしい広島の「食」の魅力を創り伝える」
昨年の「G7広島サミット」で、広島県の自然・食・文化などの多様な魅力を世界に向けて発信したことで、本県に対する国内外からの注目・関心が高まっています。このような広島のプレゼンス(存在感)の高まりを追い風に、「ひろしまブランド」の価値の更なる向上に取り組みます。具体的には、広島和牛や瀬戸内さかなといった、広島県の多様でおいしい「食」の魅力や価値を創り伝えるため、県内外の方々をおもてなしする「おいしい!広島」プロジェクトを強力に推進していきます。

▽観光地ひろしま推進
「何度も訪れてもらえるリピータブルな観光地づくり」
2025年の大阪・関西万博や世界バラ会議福山大会の開催を見据え、県内のおいしい食や平和など、多彩な観光資源を活かした観光プロダクト(体験メニュー)の開発や、海外の旅行会社と強いパイプを有する日本政府観光局と連携したプロモーションに取り組みます。また、広島が好きなら誰でも応募できる「HITひろしま観光大使」の皆さまに広島の魅力を発信していただく取組なども行います。こうした取組によって、観光客の期待値を超える価値を提供し、何度も訪れてもらえる観光地づくりにつなげていきます。

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