3回目となるインターンシップを実施。5泊6日の合宿形式で、11人の学生が全国各地から参加しました。このインターンシップの目的は、外部から活力を引き込み、未来へつながる交流を創出すること。市内の視察や地域交流で市の現状を知ってもらい、より良いまちにするための政策を提示してもらいます。
外部からの視点を取り入れることができるのは、市にとって大きなメリットがあり、その価値は計り知れません。また、参加した学生は毎回高い満足度を得ており、「人生の転機になった」という声も多く寄せられています。インターンシップの中身を、参加した学生の声を中心にお届けします。
■5泊6日の活動内容
最終日に発表する政策提言に向けて、3グループに分かれ毎日グループワークを実施。また、市長自らが、ロジカルシンキング、議論のコツなどをレクチャーしました。
◇プログラムスケジュール
■市の未来に真剣に向き合った政策提言
市の課題を抽出し、活性化に向けた政策を3グループそれぞれが提案しました。
◇Aグループ
テーマ:安芸高田市を「目的地型」の観光地へ
取り組み:宿泊施設の拡充やスポーツ合宿の誘致を実施。宿泊税を導入する。
▽ANSWER
・宿泊者を取り込む周遊イベントを企画するなど、周遊性の向上を目指すことが重要と考えています。
[産業部 森岡部長]
・合宿においては、平日稼働が低い施設とうまく組み合わせることを検討します。[企画部 高下部長]
◇Bグループ
テーマ:農業分野の掘り起こしで持続可能なまちづくり
取り組み:大学や企業と連携し、経験を求める若者と、地域住民の交流を生むことで農業を求めた定住者の増加を促す。
▽ANSWER
・大学発スタートアップに係る就農支援などの提案でしたが、本市では新規就農者への支援について、市単独の施策が少ないと思っています。提案を受け、他市町の状況を確認しながら、市独自の支援策を検討します。
[産業部 森岡部長]
◇Cグループ
テーマ:「広島県初シニアタウン」を作る
取り組み:健康な高齢者に移住してもらい、アクティブに田舎暮らしを楽しんでもらう。他自治体と連携することで転入者を増やし、人口減少に歯止めをかける。
▽ANSWER
・シニア層を対象とした移住推進については、来年度から実施していけるように移住推進パッケージ(住居、仕事、趣味・やりがい)を現在検討しています。今回、この提案をもらったことで、実現させる気持ちをさらに強くしました。
[企画部 高下部長]
●多くの学びがありました!
・政策に関する深い議論の中で、自分の考えの甘さと現在の立ち位置について知ることができました。
(金沢大学 山本 大洋さん)
・ここまで深く地方自治体の将来を考えたことがなかったので困難を極めましたが、最終的には納得のいく発表ができて良かったです。
(広島大学 竹下 翔真さん)
■インターンシップOBが来てくれました
インターシップ終了後も、市と学生たちの交流は続いています。
※詳しくは本紙をご確認ください。
■学生たちが書いたコラムが読めます
インターンシップを終えた学生たちが、安芸高田市で感じたことや学んだことなどをまとめました。読み応えのあるコラムをぜひご覧ください。
※学生たちのコラムは本紙掲載のQRコードからご確認ください。
問合せ:秘書広報課 秘書広報係
【電話・お太助フォン】42-5627
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