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市政の動き

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広島県安芸高田市

■2022年度決算
9月の定例会において、議会は2022年度の決算を不認定としました。審査の中で述べられた否決の理由は「広報誌」と「台風の対応」でした。それぞれの論点を明らかにし、決算の不認定について整理します。

◇広報誌「市政の動き」
2021年度の決算と同様の論点でしたが、当時も「住民に正しい情報が伝えられていない」などという主張がありました。もっとも、広報誌の内容については発行の前に議会事務局に確認をして貰っており、万一、誤りがあれば訂正を行うという対応も取っています。
そもそも、執行部が「具体的な異議の申し立てがあれば、いつでも受け付ける」とまで言っているにもかかわらず、議会はその問いかけに応じていません。結果として、議会の多数派は今年度もどこにどのような問題があるのか明らかにしないまま、広報誌を理由に決算を不認定としています。
なお、山本優議員は審査の中で「(広報誌の)内容については議長に報告していると市長が発言している」などと述べられていましたが、そのような発言はしていません。繰り返し指摘している通り、誤った認識に基づいた判断こそが大きな問題です。

◇台風の対応(危機管理)
否決の理由としては、もう一つ2022年9月にあった台風の対応も挙げられました。これに関して、執行部は台風の接近に万全の準備で臨み、台風の最接近時は前後も含め問題なく対応したと説明しています。事実、反対討論において、山本優議員は具体的な問題点を指摘せぬまま、「執行部の危機管理意識が低い」などと測りようのない抽象的な批判に終始されました。
また、山本数博議員は審査の中で「消防団へ24時過ぎに出動命令が出たのは市長が不在だったせいだ」と発言されましたが、完全な事実の誤認です。当時の出動については消防団本体の判断であり、市長とは全く関係がないと確認が取れています。熊高議員は「甲田町で開催した議会の地域懇談会で、消防団員からそのような話を聞いた」とまで言われていましたが、事実無根の噂に過ぎません。

◇審査のポイント
このように否決とする根拠は薄弱であり、印象論にとどまっています。不正確な認識を基に発言している点を踏まえれば、議会軽視の誹りさえ免れません。何よりも、南澤議員が紹介された議員必携にある着眼点によって、否決に与した議員らの論点は決算の審査として不適当であると明らかになっています。

◇記者会見
予算決算常任委員会の直後に開いた臨時記者会見では、決算の不認定について評価を述べました。動画の再生数は約3週間で27万回を超えています。千件を超えるコメントが寄せられていますが、新聞やTVを介さずに形成された世論です。

■全国からの応援
YouTubeやSNSで安芸高田市の情報が爆発的に拡散された結果、全国から沢山の応援の声を頂戴するに至りました。実際、YouTubeの広告収入やふるさと納税という間接的・直接的な収益化によって、市には多大な恩恵がもたらされています。

◇YouTubeの広告収入
市の公式チャンネルの広告収入は、9月7日~9月30日の期間で936,346円となりました。

◇ふるさと納税
ふるさと納税は、8月が前年比2.8倍(同+1,352万円)、9月が同9.5倍(同+1億153万円)となりました。2022年度は総額2億77万円でしたので、2023年度は大幅に上回る見込みです。

市長 石丸 伸二

■主な動き
9/6[面談]島根県益田市の和田昌展副議長と地方政治について意見交換。
9/6[議会への書面通知]9月25日開催の全員協議会の報告案件として「議会に対する苦情受付について」を提出。
9/11[議会事務局からの連絡]9月6日付の申し入れを拒否。
9/20[面談]南澤議員、田邊議員とこども園・公園の整備について意見交換。
9/27[面談]芦田委員長(総務文教常任委員会)が委員会における発言の取り消し(勧告)について説明。
9/27[委員長への書面通知]全委員に対して、発言の取り消しを求める理由等についての説明を要請。
9/29[面談]福岡県糸田町の森下喬廣議員と地方政治について意見交換。

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