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市政の動き

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広島県安芸高田市

■一般質問のまとめ
9月の定例会における一般質問では、9人の議員から通告がありました。もっとも、当日になって山本数博議員が取り下げられたため、結局、一般質問を行った議員は16人中8人となっています。

◇市民の代表としての意識
YouTube等で話題になったことで安芸高田市議会には、これまでにないほどの注目が集まっています。批判も称賛も全ては議員の活動に対する評価に他ならず、議員の責任として受け止めなければなりません。無論、度を超えた誹謗中傷は問題ですが、問題の行為そのものに対処すれば済む話です。それを理由に一般質問を行わないなど職責の放棄でしかありません。議員には市民の代表として働く義務があります。

◇「世界で一番住みたいと思えるまち」の意味
芦田議員の質問に答える形で「世界で一番住みたいと思えるまち」に込めた意味を初めて公の場で説明しました。真意を一言で言えば「シビックプライド(市に対する市民の誇り)」です。全く同じ概念を「新/真・安芸高田市」という言葉を用いて表現してもきました。安芸高田市として何を目指すのか、市民一人一人が考えていかなければなりません。

◇YouTubeチャンネルの収益化
田邊議員からは、YouTubeに開設している市の公式チャンネルで広告収入を得てはどうかと問われました。もっとも、執行部はすでに手続きを済ませており、実際に9月から収益化ができています。
一方で、議会の公式チャンネルの収益化については、まだ実現していません。田邊議員の試算では、議会のチャンネルで年間6.6万ドル(約990万円)もの収入になる可能性があるそうです。

◇向原高校への支援
児玉議員からは、向原高校の存続に向けた支援について質問がありました。しかし、児玉議員が言及された「ふるさと納税」は他の事業を圧迫するため適しません。代わりに、クラウドファンディング(目的を明示した不特定多数からの資金調達)の方が相応しいと説明しています。加えて、児玉議員には議員として地元をまとめ行動を起こすよう求めました。市民の代表である議員に自ら動く覚悟がなければ、市の衰退が止まるはずもありません。

◇全員協議会に対する責任
熊高議員からは、全員協議会で執行部の申し入れを受けない理由に関して質問がありました。大下議長が2023年4月になってから申し入れを拒否する理由として「2021年1月の全協で市長が退席した」ことを挙げ始められたからです。
答弁では、退席に至る経緯を詳細に説明し、議会運営の責任を負っていた当時の宍戸議長や議事進行を行っていた当時の石飛副議長の不手際を指摘しています。議事録の内容とも併せれば、むしろ議会の対応に問題があったのは明らかです。大下議長はなぜか執行部の側に非があるような主張をされますが、あまりに粗末な責任転嫁と言わざるを得ません。そもそも、途中から拒否する理由を変えるという一貫性のなさは、議会の運営として極めて不適当であり、正当性のなさが表れています。

■全国からの応援

◇Meet-upオンライン
安芸高田市に関心を持って下さっている方と広くコミュニケーションを取る目的でYouTubeのライブ配信を利用した「Meet-upオンライン」を10月22日に開催しました。視聴者数(同時接続数)は2.3万人に上り、チャット機能による投げ銭のシステムでは73万円が集まるなど大盛況で1時間の配信を終えています。加えて、アーカイブ(保存された動画)の再生による広告収入が15万円を超え、市にとって貴重な臨時の収入が獲得できました。

◇ふるさと納税
10月のふるさと納税は3,755万円と前年比1.6倍(同+1,445万円)と引き続き大幅に上振れて推移しています。この増収分は、小学校における体育館の空調整備や机・椅子の新調、高校の魅力化事業といった未来への投資に振り向けていく考えです。

市長 石丸 伸二

■主な動き
10/5[面談]広島市の木村唯議員と地方政治について意見交換。
10/16[議長への書面通知]2022年度決算の不認定について、全員協議会での意見聴取を申し入れ。
10/16[中国新聞社への照会]7月定例記者会見での発言に関して、その真意と社としての見解について問い合わせ。
10/20[中国新聞社からの書面回答]10月16日付の照会に対し、「発言は、政治家への支持は選挙によって表れるという、一般的な考えを申し上げたもの」と回答。
10/23[議会事務局からの連絡]10月16日付の申し入れを拒否。
10/25[会派への書面通知]シセイクラブへ2023年度予算案の修正について説明責任を果たすよう改めて要請。
10/31[面談]南澤議員、田邊議員とこども園・公園の整備について意見交換。

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