■[第25回]八千代町土師ダムサイクリングターミナル
サンフレッチェ広島の特集を終え、再び観光施設を紹介していきます。3件目は土師ダムサイクリングターミナルです。旧八千代町によってダムの周辺一帯がスポーツ振興の拠点として整備され、2013年にはサイクリングターミナルが新たに建設されました。広大な湖畔を生かして、カヌーやボートだけでなくBMX(競技用自転車)やグラウンドゴルフなどさまざまなスポーツが楽しめます。また、桜の名所としても有名で、この春もたくさんの人でにぎわっていました。
市内外から集客できる観光地ですが、こちらの施設には指定管理料(※)が発生しています。つまり、市の財政負担によって維持されている状態です。なお、指定管理料は毎年4千万円弱(直近5年間の平均)となっていましたが、運営する指定管理者と協議を進めた結果、2023年度は2,851万円まで抑制できました。
桜が剪定(せんてい)を必要とするように、何事においても維持するためには手入れが必要です。人々が集う憩いの場を保つためには、絶えず見直していく必要があります。「続ける」ために「変える」という発想です。何年先でも美しい桜が楽しめるよう願っています。
(※)公共施設の運営を代行する事業者に対して市が支払うお金。
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