■[第26回]吉田町 道の駅「三矢の里あきたかた」
安芸高田市で最も新しい公共の商業施設といえば、吉田町にある道の駅「三矢の里あきたかた」です。2020年6月に開業し、2021年1月には来場者が100万人を突破する盛況ぶりとなっています。
もっとも、経営する第三セクターには開業当初から年間2,700万円の指定管理料※1が支払われています。市の一等地に位置する商業施設でありながら、事業の採算が取れておらず、市が赤字を補填している状態です。施設の老朽化に備えるため※2にも、早急な収支の改善が必要とされていました。
こうした中、サンフレッチェ広島の試合を大画面で観戦する「パブリックビューイング」を県内で初めて常設するなど集客力の強化に取り組んでいます。今後、市内外から人が集まる人気スポットとして確立させ、市の活力を生み出す施設にしていく計画です。
※1公共施設の運営を代行する事業者に対して市が支払うお金。
※2公共施設の改修費用は市の負担ですが、資金を積み立てられていません。
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