■こんなとき、どうしよう!!に答えます
年末年始は普段と違う行動や食生活をすることが増えるため、思いもよらぬことが起きる場合があります。
そこで、突然の事態に焦って判断を誤りがちな事例を紹介します。
あってはならないけど、もし起きてしまったときにはぜひ参考にしてください。
◇お餅が喉に詰まった!
意識があれば、自分で咳(せき)をさせ吐き出させましょう。周囲の人は、背中(肩甲骨の間)を強く連続して叩いてください。同時に、119番通報をして救急車を呼びましょう。
注:餅は小さく切って食べやすい大きさにしましょう。先にお茶や汁物を飲んで、喉を潤しておきましょう。急いで飲み込まず、ゆっくりとかんでから飲み込みましょう。
◇お鍋がひっくり返ってお湯が体に!やけどした!
水道水で十分に痛みが取れるまで冷やしましょう。服の上からやけどした場合は、すぐに服を脱ぐことをせず、服の上から水を掛けて冷やしましょう。その際に冷やしすぎによる低体温に注意してください。湯たんぽ・こたつ・電気カーペットなどの低温でも長時間皮膚がさらされると、やけどが起こる場合があります。
注:慌てて服を脱がせて、その下にできた水膨れを破らないようにするために、服の上から水を掛けましょう。
◇子ども同士でごっつん!鼻血が出た!
楽な姿勢で安静にさせ、下を向いて親指と人差し指で鼻をつまみましょう。口に溜まった血は飲み込まず、吐き出してください。いつまでも鼻血が続くようなら、医療機関で診察を受けましょう。
注:上を向く、ティッシュを詰める、首の後ろを叩くのは誤りです。鼻血は止まりません。
◇目を離した隙に天ぷら鍋から火が!
消火器がなければ、ぬらしてかるくしぼったバスタオルで鍋の手前から覆って消火しましょう。火が天井まで届いてしまう前に、家の外へ避難してください。
注:消火のために水を掛けないようにしましょう。また、消火器を直接火元に投げても火は消えません。
■さらに…こんなときにご注意を!
◇間違えて119番に電話してしまった!どうしよう…切っていいよね?
決して切らずに、通信指令員に「間違えました」と必ず伝えてください。間違いが確認できない場合、消防隊などを出動させます。
◇年末年始に診てもらえる病院はどこ?119番にかけたら教えてくれるかな?
「119番」は問い合わせ窓口ではありません。問い合わせは救急医療NET HIROSHIMAもしくは【電話】42-0931(安芸高田市消防本部)へ問い合わせてください。
※「119番」は緊急通報専用回線で回線数に限りがあります。問い合わせ電話のために、本当に命に関わる通報が受信できないこともあります。ご理解とご協力をお願いします。
◇家族の体調が悪い…。救急車を呼ぶべき?
救急車を呼ぶべきか迷ったら、救急相談センター【電話】#7119に連絡してください。看護師などが24時間体制で病気やけがの症状を把握し、緊急性や応急手当の方法、適切な医療機関などを電話でアドバイスします。救急車が必要と判断されれば、センターが救急車を要請します。子どもの場合は、こどもの救急電話相談【電話】#8000へ! ※相談無料(通話料は利用者負担)
問合せ:安芸高田市消防本部・安芸高田消防署
【電話】42-0931・お太助フォン42-3952【FAX】47-1191
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