財政説明会のまとめ 危機を回避するために

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10月19日(木)、22日(日)に財政説明会を開催し、2022年度決算の概要と公共施設の具体的な削減計画について解説しました。

本市では、2020年度から財政説明会を開催しています。昨年の説明会で「20年後の危機」の要因の一つが、公共施設の膨大な更新費用であることを説明しました。今年は、公共施設の更新費用を抑制するために再検討した具体的な施設の廃止(※1)スケジュールを示しました。(※1)建物をなくすことではなく、公共施設としての利用を停止すること。

■公共施設の廃止に向けた取り組みの経緯
◇2015年2月　公共施設等総合管理計画を策定
公共施設の総延床面積を20年間で30%以上削減する目標を示しました。

◇2022年9月　公共施設等総合管理計画を改訂
時間経過により変化した情勢に合わせ、計画を改訂しました。

◇2023年9月　施設の廃止スケジュールの見直し
廃止する施設を再検討し、2034年度までの廃止時期を明確にしました。

■施設の廃止スケジュール
スケジュールは2034年度まで示しています。
直近5年間で廃止する施設は、下の表のとおりです。2028年度以降の廃止スケジュールは市ホームページを確認してください。

■2034年度には削減目標を達成
スケジュールのとおり施設を廃止することで、2034年度には公共施設を37%まで削減でき、更新費用や維持管理費用を抑制できます。

◇施設の廃止率

■公共施設の削減で更新費用は3分の1に
更新費用を年平均30.3億円から10億円へ抑制できる見込みです。

◇更新費用の推移

■維持管理費用は4割減に
維持管理費用を12億円から7.2億円へ抑制できる見込みです。

◇維持管理費用の推移

※2…5年平均は、2016年度から2020年度までの5年実績の平均です。

■Point
施設の廃止スケジュールは、定期的に見直しを行うとともに、予定より早く準備が整った施設は、前倒しで廃止します。

危機を回避するためには、公共施設を削減するとともに、あらゆる行政サービスで受益者負担の適正化を進めなければなりません。
安芸高田市を持続可能なまちにするためには、一人一人の正しい認識と行動が必要です。

問合せ：
財政説明会…財政課　財政係【電話・お太助フォン】42-5623
施設の廃止スケジュール…財産管理課　管理・営繕係【電話・お太助フォン】42-5613