■一般質問のまとめ
12月の定例会では、7人の議員から一般質問がありました。そのポイントを整理しておきます。
◇量の問題
一般質問を行った議員は16人中7人でした。2023年で最も少ない人数です。一般質問は、市民の代表たる議員の活動を集約する場として位置付けられていますが、安芸高田市議会は半分以上が機能していない状態と言えます。
◇質の問題
これまで通り、窓口で確認できるような単なる事実や既に説明した方針等に関する質問[※]は、基本的に部長が答弁しています。結果、かなりの質問が部長の答弁で済んでいます。市民の負託を受けた立場として行う本来の一般質問とはなっていません。
◇異例の注目が集まる
一般質問の様子はYouTubeでライブ配信されていますが、その視聴者数(同時接続数)は多い時で3~4千人もありました。地方議会としては異例の数字です。「安芸高田市の議員が何を考え、何を話すのか」に注目が集まっています。
[※]『議員必携』では「単なる事務的な見解をただすに過ぎないもの、制度の内容の説明を求めるもの、議案審議の段階でただせるものなど一般質問としては適当でない」と説明されています。
◇一般質問における各議員の質問時間
・持ち時間は1人30分。
・本市議会において、議長は慣例によって質問を行わない(法的には質問できる)。
※敬称略
■全国からの応援
◇YouTubeからの収入[※]
YouTubeからの広告収入とライブ配信時の投げ銭を合わせて、11月は196万円もの収入がありました。収益化を始めた9月以降では月当たり平均142万円となっており、年間では1,711万円もの収入になる見込みです。
◇ふるさと納税
11月のふるさと納税は9,253万円となり、前年比3.2倍(同+6,417万円)と大幅に上振れました。4~11月の期間としては前年を2億円以上も上回る実績となっています。
◇未来への投資に
こうした全国からの応援は、未来への投資として主に教育分野に振り分けています。実際、12月には高校の生徒会を活性化させる目的で、吉田・向原両校の生徒会長へ自由に使える資金として100万円を託しました。また、全ての小学校で机と椅子を新調するための予算を編成し始めました。来年度の新5・6年生分から3回に分けて更新していく予定です。
[※]手数料や税金を除く。
市長 石丸 伸二
■主な動き
・12/11[議長からの書面回答]11月13日付の要請に対し、「議会だより」の虚偽の掲載については、質疑・答弁の食い違いと考えられ、虚偽や間違いは確認できないと回答。
・12/19[議会事務局への連絡]新田委員長(議会広報特別委員会)に「議会だより」の虚偽の掲載について再度説明を要請。
・12/20[面談]福岡県北九州市の大石仁人議員と地方政治について意見交換。
・12/21[議会事務局からの連絡]12月19日の要請に対し、12月11日付の書面のとおりと回答。
・12/21[議会事務局への連絡]12月11日付の回答に対し、内容の確認のため新田委員長(議会広報特別委員会)に説明を要請。
・12/22[面談]金行議員と公共施設について意見交換。
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