■[第7回]第7回クマ対策は、集落を餌場にしないことから。
鳥獣対策コンサルタント 株式会社BO-GA 市川 哲生さん
最近、クマによる人身事故が相次いでいます。クマが山から下りてくる原因の一つが、放置されている柿などの果樹。クマにとって集落や人間は警戒すべき対象ですが、柿などに執着して何度も集落に出没しているうちに、人にも慣れてしまいます。こうしてクマは集落近くに住み着くようになるのです。
人口減少社会にあって、私たち人間の勢力は弱まり、野生動物が住む山の拡大は避けられません。そんな中で安心して暮らすためにも、果樹を放置するなど不用意な誘引は集落全体でやめるべきです。
なお、もしクマにばったり出合ってしまったら、とにかく騒がないこと。落ち着いて静かに後退りしてください。写真のクマも私が3mくらいの距離で出合った時のものです。後退りしていけばクマも落ち着いてこちらを見ています。
問合せ:地域営農課 農地利用係
【電話・お太助フォン】47-4021
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