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2024年度 施政方針・予算(1)

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広島県安芸高田市

■施政方針要約

◇正しい認識と行動が求められる予算編成では、市の将来のために人口減少に対応した持続可能な財政運営に切り替えることを意識しています。
財政説明会において「20年後の危機」という言葉を使ったとおり、このままではやがて財政は行き詰まります。この危機を回避するため「公共施設の廃止スケジュール」を見直しました。その結果、2034年度までに公共施設の総延床面積を37%削減し、更新費用や維持管理費用を大幅に圧縮できる見込みとなっています。
安芸高田市を持続可能なまちにするためには、一人一人の正しい認識と行動が必要です。安芸高田市を「続ける」ためには「変える」しかありません。

■2024年度 当初予算

◇一般会計歳入 総額193億1,400万円

◇一般会計歳出(性質別) 総額193億1,400万円

予算規模は前年度比で3.6%減少しています。前年度、計上した高機能消防指令センター整備とサッカー公園人工芝張替工事、過年度災害復旧事業の減少などが要因です。
※構成比は単純比較のため、合計が必ずしも100とならない場合があります。

▽用語解説
・自主財源…市税や使用料など市が自主的に収入できる財源。
・依存財源…地方交付税や国庫支出金など、国などから配分される財源。
・地方交付税…格差を是正するため国から交付されるお金。
・市債…建設事業や災害復旧事業などのために市が借り入れるお金。
・扶助費…社会保障制度で使われるお金。
・公債費…借金の返済に充てるお金。
・普通建設事業費…道路、橋りょう、学校、庁舎などを建設するためのお金。
・物件費…指定管理料等の委託料、光熱費、備品購入費など。
・補助費等…各種団体への補助金や負担金、講師への謝礼金など。
・繰出金…上下水道などの事業会計に対して、収支を合わせるために一般会計から繰り出すお金。

■未来への投資
「未来への投資」として、新規・拡充した事業を紹介します

◇給食費の無償化
事業費:1億2,468万円
将来世代への投資として、小中学校の給食費を無償化します。
子育て世帯の負担軽減となるだけでなく、学校教職員の働き方改革にもなります。

▽一人当たりの負担軽減額(年間)

◇次世代のリーダー育成
事業費:450万円
生徒会長を中心に、中学生が世界に踏み出す一歩を応援するため、短期留学事業を実施します。
グローバル人材として必要な「さまざまな価値観を持つ、多様な人々と協働する力」や、「異文化に対する理解」を培う機会を提供し、次世代のリーダー育成と生徒会の活性化、引いては政治への関心を高める狙いです。
2024年度は、全中学校の代表6人をオーストラリアへ短期留学させる計画です。

◇教育環境の整備
事業費:1億9,122万円

▽小学校体育館の空調整備 1億7,456万円
猛暑時の快適な教育環境の整備のため、体育館に空調を整備します。
2024年度は指定避難所となっている愛郷小学校と高宮小学校の工事を実施し、残りの小学校は次年度以降に整備する計画です。

▽小学校の机・椅子の更新 1,666万円
学習環境の充実のため、老朽化している全小学校児童の机と椅子を新JIS規格に3年間で更新します。

◇学習支援の強化
事業費:471万円
中学生、高校生の主体的な学習を支援するため、2023年度に引き続き、オンライン学習サービス「スタディサプリ」を導入します。
生徒は、学校や家庭で授業の学び直し・復習・予習・試験範囲学習など、自らの理解度に応じた学習が可能となります。
学校教職員は、生徒に「講義動画」や「確認テスト(WEBテスト)」を宿題として配信することができるほか、管理システム内で成績管理が容易にでき、事務の負担軽減が期待できます。

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