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満員御礼!関西公演で神楽の魅力を発信

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広島県安芸高田市

6月8日(土)に兵庫県西宮市で「広島神楽関西公演」を開催。昨年に引き続き、北広島町と共同で関西エリアでのプロモーションに取り組みました。公演は2部制で行い、約800席が両公演ともほぼ満席。万雷の拍手から、神楽の魅力がしっかりと伝わっているという手応えとともに神楽の可能性を感じることができました。

■広島神楽 関西公演
日時:6月8日(土)
場所:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール(兵庫県西宮市)
出演:横田神楽団(安芸高田市)、山王神楽団(北広島町)
来場者数:約1,600人

◇横田神楽団「吾妻山」
妖鬼が正体を現す姿は鳥肌ものの迫力!

◇横田神楽団「八岐大蛇」
大蛇が重なり合う場面では、割れんばかりの拍手が巻き起こりました。

◇山王神楽団「滝夜叉姫」
姫から鬼女に変わる場面は、まさに圧巻。

◇山王神楽団「八岐大蛇」
序盤からユーモアたっぷりで、誰もが楽しめる舞台になりました。

■首長に直撃取材!神楽を観てどう感じられましたか?

◇奏楽、演舞、舞台構成の全てに圧倒されました…!
・兵庫県神戸市 久元 喜造市長
神楽を生で鑑賞するのは初めてでしたが、想像を超えた豪華絢爛(けんらん)さと迫力で、非常に興奮しました。「吾妻山」は、妖鬼が変身して正体を現す場面が特に印象的でした。戦いのシーンはまるで絢爛たるミュージカルの世界。奏楽も素晴らしく、シーンによってテンポが変化していくさまは、どうやったらこのようなレベルの高い演奏ができるのかと不思議に感じるほどでした。次に、「八岐大蛇」は幻想的で迫力があり、目がくぎ付けになりました。ストーリーは単純で分かりやすいですが、世界観は非常に複雑で、それが目の前で繰り広げられるのは圧巻でした。
神楽は古代に生まれ、現代まで進化し続けている伝統芸能です。その中に一種のダイナミズムを感じ、現代に生きる我々が見ても創造性に富んでいることに感動しました。

◇速くて迫力ある展開にくぎ付け!海外でも人気が出そうです。
・兵庫県西宮市 石井 登志郎市長
昨年の大阪公演にご招待いただき、初めて神楽を鑑賞しました。その際、「西宮市には震災復興の象徴であり文化の拠点である『芸術文化センター』がある。そこで神楽公演をされてはどうか」と石丸前市長にお伝えしたのが始まりでした。
今回の舞台で特に印象に残ったのは、「滝夜叉姫」のぐるぐると回る場面。演者の目が回らないのかと心配になるほどのスピードに感動しました。さらに、ストーリー性やアグレッシブな動き、細やかな技術の高さのバランス感にも驚かされました。一瞬たりとも目が離せない展開が素晴らしいですね。
来年の大阪・関西万博への参加が内定したと聞きましたが、海外の方に大いに受け入れられると思います。言葉が分からなくても、文化の一端は十分に伝わると感じました。

■関西公演を支える縁の下の力持ち 安芸高田市ふるさと応援の会 関西地区
・関西からも安芸高田市を盛り上げています 児玉徹会長
関西地区は2017年から活動を始め、現在84人が所属しています。メンバーは、安芸高田市出身者のほか、神楽が好きな人や市を応援したい人などさまざまです。私は仕事で30年間オーストラリアで暮らしたことで、ふるさとへの思いが強くなり、恩を返したいと思うようになりました。去年の大阪公演ではオーストラリア総領事を招いたり、神楽の裾野を広げていくために尽力しています。
ゴールは、神楽公演を観るだけではなく、神楽の本場「神楽門前湯治村」へ足を運んでいただくことです。関西地区のメンバーは気合が入っているので、今後も盛り上げていきたいと思います!

◇仲間を募集中!
「安芸高田市ふるさと応援の会」の会員を募集しています。
興味のある方はぜひ、ご入会お願いします!

■大阪府堺市で神楽が発展中 和太鼓集団が作り出す、堺らしい新たな神楽
大阪府堺市を拠点とする和太鼓チーム「堺太鼓」。2005年に発足し、国内外のイベントで精力的に活動しています。2020年からは神楽の活動もスタートしました。なんと、安芸高田市の神楽にインスピレーションを受けたそうです。なぜ安芸高田市の神楽なのか?その理由を代表にお聞きしました。

◇堺太鼓・堺神楽 代表 筧 純子さん
・安芸高田市の神楽との出会いは?
2018年に広島県を旅行した際、軽い気持ちで神楽ドームに行ってみたんです。それまで神楽の存在自体よく知らなかったのですが、豪華な衣装や激しい動き、熱気に圧倒されました。演者は観客を巻き込み、それに応えて観客は応援を送る。その雰囲気に感動。これは素晴らしい文化だと感じ、「大阪・堺」で始めようと決意しました。

・どのように取り組まれましたか?
私たちは和太鼓と笛が演奏できるので、奏楽は問題ないと思いました。しかし、舞手がいない…。YouTubeで地道に勉強するところから始め、今は2か月に一度、安芸高田市の方から指導を受けています。また、衣装は高すぎて購入できないので、自分たちで縫いました。ほんと、全てがイチからの手作りでした。今年3月には、「ひろしま神楽堺公演」を主催し、安芸高田市の神楽と私たちの和太鼓をコラボした舞台を開催しました。

・堺神楽の特徴は?
堺市に伝わる神話や昔話をもとにオリジナルの台本を作成しました。現在の演目は「儀式舞」「神迎え」「えべっさん」「日本武尊」の4つです。さらに新しい演目も制作中です。

◇神楽舞の指導者(関西在住の方)を募集しています。
舞い手に稽古をつけてください!

問合せ:堺神楽
【電話】072-232-859

■関西から神楽門前湯治村への注目も高まっています!
・神楽門前湯治村 江種統括部長
3回の関西圏での神楽公演を重ね、「本場で観てみたい」「もう一度観てみたい」ということで関西圏から来村していただく方が増えました。
今回の西宮での公演にも行きましたが、会場は大変なにぎわいで多くの方に安芸高田の神楽に興味を持っていただいているのを実感したところです。ぜひ、会場で感じていただいた神楽の魅力を、本場の安芸高田で楽しんでいただきたいと思います。

問合せ:商工観光課 観光係
【電話・お太助フォン】47-4024

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