学びが進化中!吉田高校and向原高校(2)

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◆向原高等学校
1.地域と連携した多彩で特色あふれる学び
昨年度の「地域連携プロジェクト」では、「ICTとドローンを活用した地域課題解決講座」、「ガーデニング講座」、「米粉プロジェクト」を通じて、地域の課題解決に向けた取り組みを行いました。さらに、「多文化共生プロジェクト」では市の国際交流協会と連携。多文化共生について学んでグループワークをしたり、外国人の方との交流を深めます。また、1年生は地域ボランティアの協力のもとで菊作りに取り組み、11月に開催される菊花祭で成果を発表します。

2.多方面と協力し合い、学びを手厚くフォロー
複数の教員がチームとなってクラスを受け持つ「チーム担任制」を導入。生徒にとって身近な教員の数が増え、教員にとっても負担軽減につながっています。また、「スタディサプリ」は導入2年目となり、県内の高校の中でも高い利用率です(授業の最初の10～15分間、各自のレベルに合った復習課題に取り組み、個別最適な学習を進める予定です)。さらに、元高校教諭の向原高校OB協力の下、放課後は無料学習塾「桜窓塾」を実施。勉強をしたいと自主的に集まった生徒に指導を行っています。

3.生徒の積極性を発揮する取り組み
「高校生が決める100万円事業」では学校に活気を取り戻すべく「向高魂フェス」を開催。860人が来校して大いに盛り上がり、向原高校の底力を見せました。また2022年から、地域のご年配者に向けた「スマホ教室」を実施。誰かの力になりたいという生徒たちの思いで、地域交流が生まれています。図書室で行っていた「絵てがみ教室」も地域の方との楽しい交流の場となりました。

4.他校との合同チームでレベルアップ
部員数の少ない部は他校と合同チームを組んで活動しています。男子ハンドボール部は呉工業高校と、女子ハンドボール部は呉三津田高校と、サッカ一部は吉田高校・庄原格致高校・西城紫水高校・東城高校と、硬式野球部は加計高校・加計高校芸北分校・千代田高校との合同チームです。女子ハンドボール部は今年の県総体で3位と大躍進を遂げました。

○生徒からのメッセージ
・場正　めいさん(3年)
ハンドボールを続けたくて向原高校に入りました。昨年から呉三津田高校との合同チームになり、なかなか一緒に練習できない中でもみんなの気持ちを一つにして頑張りました。卒業後は大学に進学するつもりです。生徒が少ない分、先生との距離が近いので、分からないことはしっかり教えてもらっています。

・角丸　美緒さん(3年)
昨年1年間スマホ教室に参加し、地域の方との交流を楽しみました。昔の向原町の話を聞けたのもうれしかったです。さらに向原町の特産品(向原酒造の向井櫻と和高醸造の神楽味噌)を使って「向原焼き」を考案したり、「向高魂フェス」では司会を務めました。こんなに多くの経験ができたのは、向原高校だからこそ。人前で話すことにも慣れ、自分の成長を感じています。

○校長先生からのメッセージ
・向原高等学校　柏　裕美　校長
今必要なのは「挑戦」と「変化」だという思いで、さまざまな取り組みを進めています。まず大切なのは学習環境。掲示物一つにしても、見やすく掲示する工夫など環境整備に力を入れています。また、図書館のリニューアルを計画中。本を読むだけでなく、どんな図書館にしたいか生徒にアンケートを取っています。「みんなの学校をみんなでつくろう。失敗してもいいからチャレンジしよう」というメッセージを伝えています。
さらに大きな変革が「チーム担任制」。向原高校は若くてフットワークの軽い先生が多いので、挑戦と改善を繰り返しながら進化していきたいと思います。

○Information
随時、中学校からの個別相談を受け付けています!
オープンスクールに参加できなかった方には、個別に説明会を実施しますので、中学校を通してお気軽にお問い合わせください。

問合せ：広島県立向原高等学校(向原町坂丸山10006-1)
【電話】46-2322※ホームページは本紙掲載の二次元コードからご確認ください。