「ふん尿による被害がある」「ゴミや花壇を荒らされる」などの野良猫による問題を「地域の生活環境問題」としてとらえ、野良猫を排除するのではなく、地域住民が主体となって適切に管理していく「地域猫活動」が、今、注目されています。
■地域猫活動とは?
地域住民が主体となって、地域に生息している野良猫の(1)適切なエサやり(2)ふん尿の管理(3)不妊去勢手術の実施などに関するルールを定めて、地域で野良猫を適切に管理していくという活動です。これによって、野良猫によるトラブルを減らすとともに、不幸な野良猫の数も減らして、住みよい地域にしていこうというものです。
■地域猫活動の進め方
(1)活動の相談
(2)地域の同意
(3)飼い猫の飼育指導
(4)活動の周知
(5)町内会から協力要請提出
(6)ルールの作成
(7)不妊去勢手術(片耳V字カット)
(8)手術終了の周知
(9)飼育管理継続
▽県の地域猫活動Q and A
Q:エサやりやトイレの管理は誰がするの?
A:地域住民で行います。「エサやり」「トイレの管理」「周辺の清掃」について、それぞれ担当する人を決めて実施します。
Q:不妊去勢手術をする費用はどうするの?
A:地域猫活動の取組みを進める中で、町内会・地域住民との話し合いで、募金等で協力を得ていきます。広島県では、「地域猫活動ガイドライン」に則した地域猫活動に対しては、無料で不妊去勢手術を行う制度を設けています(年間頭数に制限あり)。
※申請後に地域猫の追加はできません。
問合せ:
広島県動物愛護センター【電話】0848-60-8511
環境政策課【電話】0848-38-9434
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