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尾道市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定しました!

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広島県尾道市

■脱炭素社会の実現と快適なくらしを両立し持続可能な発展を続けるまち「尾道」
▽尾道市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)とは?
尾道市では2020年11月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにしていくための様々な地球温暖化対策に取り組んでいます。その一環として、尾道市の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出量削減等を推進するための施策を定めた総合的な計画です。

▽温暖化が進むと?
福山特別地域気象観測所のデータによると、年平均気温は上昇傾向にあり、最高気温が35℃以上となった年間日数は増加傾向となっています。
また国内において、時間当たりの降水量50mm以上の大雨の回数が、この30年で1.5倍程度増加しています。
近年増加している極端な高温や大雨は温暖化が関わっていると考えられています。


福山特別地域気象観測所における年平均気温の推移(出典:気象庁)

▽現在の市の脱炭素取組
尾道市では地球温暖化対策として「ゼロカーボンシティ」宣言を中心に、市民や事業者等と共に「チーム尾道」で、様々な取り組みを推進しています。
・尾道COOL CHOICEプロジェクト
・おのみちECO-1グランプリ
・ブルーカーボン推進事業

■区域施策編の取組
●尾道市の温室効果ガス排出量の削減目標

▽削減目標
令和12年度における温室効果ガス排出量を平成25年度比で46%削減
令和32年度における温室効果ガス排出量を実質ゼロ

令和元年度の尾道市の温室効果ガス排出量は2,398千t-CO2であり、基準年度の平成25年度(3,091千t-CO2)から22%減少しています。目標達成のためには更に削減を進める必要があります。
本計画では、5つの基本方針を掲げ、以下に示す各基本方針別の取組分野について、市民・事業者・行政の協働により具体的な施策を推進していくこととします。

◆〔基本方針1〕省エネルギー対策等の推進
徹底した省エネルギー化等による温室効果ガスの排出削減
・省エネ機器等の普及啓発、導入促進
・次世代自動車への切替促進
・4R運動の推進
・食品ロス削減
・プラスチックごみ削減

◆〔基本方針2〕再生可能エネルギー等の利用促進
再生可能エネルギー等の積極的な利用によるエネルギーの脱炭素化
・新築・増築時における再エネ化の推進
・太陽光発電設備、蓄電池の導入促進
・環境に配慮した電力調達の普及、促進など

◆〔基本方針3〕カーボンサイクルの推進
二酸化炭素の吸収源対策等によるカーボンニュートラルの実現
・森林の保全・育成
・森林資源の有効活用
・藻場の保全・造成
・カーボンリサイクル製品等の普及促進・積極導入
・微細藻類油脂等を原料とするバイオディーゼル燃料の利用検討

◆〔基本方針4〕気候変動への適応
将来も見据えた適応策の推進による強靭化と適応力の強化
・気候変動の影響や適応に関する情報の収集・発信
・適応策推進のための体制整備
・高温耐性品種の普及促進
・防災マップ等を活用した防災情報の啓発
・各種媒体を活用した避難情報の伝達
・熱中症予防や対策の普及啓発など

▽気候変動適応の概要

出典:気候変動適応情報プラットフォーム「A-PLAT」

◆〔基本方針5〕地域の脱炭素化・環境整備
地域の脱炭素化や環境整備による将来ビジョン実現のための基盤づくり
・都市機能の集約化、公共交通機関利便性向上の促進
・エネルギーの地産地消、カーボンオフセット、主体間連携
・環境学習、環境イベントの開催、「尾道COOL CHOICEプロジェクト」を通じての連携強化・取組拡大

本計画の詳細は、市HPをご覧ください。

問合せ:環境政策課
【電話】0848-38-9434

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