メタボリックシンドローム(メタボ)は単に「太っている」という意味ではなく、内臓脂肪の蓄積が原因で、血圧・血中脂質・血糖に軽度異常が起こる状態です。
脂肪細胞から体に悪いホルモンが分泌されて高血圧症・脂質異常症・糖尿病に繋がり、急速に動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中といった命に関わる深刻な病気を招く原因となります。
■不摂生な生活習慣を続けると…
■食生活の改善ポイント
(1)血糖の急上昇を防ごう
朝食を抜かない、よく噛みゆっくり食べる、食べる順番は野菜から
(2)総カロリーを抑えよう
間食・夜食をやめる、購入前に栄養成分を確認、脂肪の多い物を控える、甘味料を控える
(3)脂肪蓄積、中性脂肪上昇を抑えよう
就寝前2時間は食べない、飲酒を控える
■運動不足の解消ポイント
(1)筋肉を増やし、基礎代謝量を高めよう
(2)筋肉の柔軟性を高めよう
(3)脂肪を燃焼させよう
⇒生活の中で運動量を増やし、できるだけ継続
・徒歩で移動、階段を使う、ながら運動(家事や掃除、歯磨き中につま先立ちをする等)
・ストレッチ、ウォーキング、筋肉トレーニング等
内臓脂肪は不摂生な生活習慣で増えやすくなりますが、生活習慣を見直すと減らしやすくなり、確実な成果が表れます。内臓脂肪2kgは腹囲2cm分に相当します。また、体重を2kg減らすと検査値の改善も期待されます。
「見た目を良くする」目的での栄養バランスが偏った減量方法(炭水化物を抜くダイエット等)では栄養障害を引き起こしたり、健康状態を悪化させてしまいます。メタボを予防・改善するためには、食生活の改善と運動不足の解消に取り組みましょう。
問合せ:健康推進課
【電話】0848-24-1962
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