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特集 第12回 高校生絵のまち尾道四季展 入賞作品紙上展

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広島県尾道市

平成12年から2年に1度開催し、今回で第12回目となる高校生絵のまち尾道四季展。
全国16府県56校から、高校生がそれぞれの視点と感性で尾道を描いた、214点の素晴らしい作品が寄せられました。
尾道市立大学芸術文化学部美術学科教授・准教授5人による審査の結果、入賞した尾道賞10点、秀作9点の作品を紹介します。

※作品紹介は、本紙またはPDF版5~7頁をご覧ください。

■審査員より
隔年で開催されてきた高校生絵のまち尾道四季展は、令和5年の今年で第12回を迎えました。公募に際して全国の高校生のみなさんが、自身の感性と情熱を最大限発揮し作品と向かい合い制作をされたこと、またそれぞれの高校で指導に当たられた先生方のご尽力に対しまして、あらためて感謝するとともに御礼申し上げます。
今回の出品作品総数は214点となり前回の第11回より28点増え、新型コロナウイルス感染症による影響も少しずつ回復傾向にあるように感じられました。また審査はいつも以上に慎重かつ公正に行い、時間と協議を重ねながら入賞ならびに入選作品の選出を厳正に行いました。いかにも尾道らしいテーマを扱った作品から、ユニークな視点をもとに尾道の新たな魅力を伝える作品まで、バラエティに富んだ107作品が入選となり、その中からさらに挙手と投票を繰り返した結果、尾道賞が10点、秀作が9点選出されました。
選ばれた作品はどれも力作ばかりで、非常にレベルが高く、審査が難しくもあり、また悩ましくも嬉しい機会となりました。特に入賞となった作品は高校生らしい若々しい感覚で、独自の表現を追求しつつ画面に定着した作品が多かったように思います。また惜しくも選外となった作品も、決して見劣りするものではなく、描く対象とテーマをはっきりと持つことで自ずと結果も違ってくるように思いました。機会があればこれからも再度チャレンジしていただき、表現することの楽しさを継続していただきたいと思います。
近年、制作を進める過程で風景を写真に撮り、それを発想の一部として利用しながら描くスタイルが一般化してきているように思います。それ自体は決して悪いことではありません。むしろ大事なのは、その前提を踏まえた上で、写真では表現できないこと、「描く」ということの意味を自ら再考し、その先にある自分らしい表現を探ることこそが重要なのではないかと考えます。高校生の今、この瞬間でしか表現することのできない「尾道の四季」を描いた数多くの作品と出会えることに、今後とも大いに期待をしています。

審査員長
尾道市立大学芸術文化学部 美術学科教授 野崎眞澄

問合せ:高校生絵のまち尾道四季展実行委員会事務局(尾道市立美術館内)
【電話】0848-23-2281

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