認知症は誰もがなる可能性のある脳の病気です。
高齢化の進展に伴い、認知症の人が増加していることを背景に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が今年1月1日に施行されました。この法律では、認知症の人の尊厳を保持しつつ希望をもって暮らすことができる共生社会の実現の推進が目的に掲げられています。
尾道市では、認知症になっても自分らしく暮らし続けられる共生の地域づくりをめざし、チームオレンジ(※)の整備をすすめています。
※チームオレンジとは
認知症の人や家族の悩み・身近な生活支援ニーズ、困り事に対して、認知症サポーターや本人・家族、地域、専門職等が一緒になって支援を行う仕組みです。
■みんなで「チームオレンジの活動の輪」をひろげよう
チームオレンジ菜の花(高須地区)の取組み紹介
▽チームリーダー小林さんに聞きました
Q.チームオレンジ菜の花の特徴は?
A.菜の花カフェ(認知症カフェ)の開催を中心に、カフェに参加したい人が安心して参加し続けられるよう、チームのメンバー(認知症サポーター)同士で何ができるかを考えながら活動しています。カフェ開催日を忘れる…カフェまでの道に迷う…病気等で参加できなくなる…など、本人の思いに寄り添い、事前の声掛けや道中の見守り、出張カフェの開催など工夫をしています。また、孤食(こしょく)を減らして皆で楽しく食べる「笑食(しょうしょく)の会」も大切にしています。
■認知症について気になる方へ
自分が、家族が、身近なあの人が…、物忘れが進んだ、同じことを言ったり聞いたりする…など、認知症かも?と気になることはありませんか。
認知症は早期発見・早期治療、適切な対応で、発症や進行を遅らせることができるとも言われています。認知症が気になってきたら、お近くの地域包括支援センター(認知症地域支援推進員が在籍しています)やかかりつけの医師にご相談ください。
問合せ:高齢者福祉課
【電話】0848-38-9137
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