みんなで目指そう 幸齢社会 おのみち(2)

7／57

■介護や不安を和らげるために　心を開いて、より良い日々へ
誰しも年を重ねていく中で、介護が必要になる時期が訪れます。突然の病気や怪我で介護が必要になることもあります。「家族に迷惑をかけたくない」「今までできていたことができなくなる」など、不安や悩みを感じるのは自然なことですが大切なのは、そうした不安な気持ちを抱え込まないことです。気持ちを打ち明けることで、心の負担も軽くなります。
介護サービスは、「できること」を支え、住み慣れた地域で自立した日常生活を送るために利用します。ケアマネジャー等に相談しながら、自分に合ったケアプランを作成することが大切です。
周囲のサポートを活用しながら、自分らしい生活を送るポジティブな側面を見つけていくことが、不安の軽減につながります。一人で悩まず、周囲に相談してみましょう。

▽まずは相談しましょう
介護保険のサービスを受けるには要介護認定が必要です。
介護や支援が必要と感じたら、まずは地域包括支援センターや高齢者福祉課、各支所へ相談しましょう。

問合せ：介護保険係
【電話】0848-38-9119

■「尾道市高齢者福祉計画及び第9期介護保険事業計画」を策定しました
わが国は、高齢化と単身世帯の増加が進み、令和7年には団塊の世代が75歳以上となり、令和22年には介護ニーズがさらに増大すると予測されています。
尾道市においても高齢者人口は減少傾向にあるものの、後期高齢者人口は増加し、若者の都市部への転出による担い手不足も深刻です。
この状況に対応するため、中長期的な視点での施策展開が必要です。具体的には、介護基盤の整備、介護人材の確保、介護予防の推進、認知症対策、ヤングケアラーを含む家族介護者への支援体制の強化が求められます。これらの課題に対応するため、第8期計画の取り組みを継承しつつ、国の方針にも対応しながら、「幸齢社会おのみち」の実現を目指し、第9期計画を策定しました。この計画では、多様なニーズに対応できる介護サービス提供体制の整備や、地域包括ケアシステムの構築を目指します。

●[基本理念]幸齢社会　おのみち
～住みなれた地域で元気でいきいきと安心して暮らすために～

▽基本目標1
住み慣れた地域でいつまでも暮らせるまちづくり
～地域共生社会の実現～

▽基本目標2
心身ともに元気に暮らせるまちづくり
～介護予防・健康づくり施策の充実・推進～

▽基本目標3
いきいきと幸せに歳を重ねられるまちづくり
～つながる多様な場の創出～

▽基本目標4
高齢者が安心して暮らせるまちづくり
～安心して暮らせる環境整備～

▽基本目標5
介護サービスが充実したまちづくり
～実情に応じた提供体制の計画的な確保～

・計画の詳細は市HPに掲載しています。

**********************************
問合せ：高齢者福祉課
介護保険係【電話】0848-38-9119
高齢者福祉係【電話】0848-38-9137