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こうすりゃ~ええ農(のう)vol.77

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広島県庄原市

営農指導員のワンポイントアドバイス
営農指導員 若山 譲(わかやま ゆずる)

■9月は野菜栽培の繁忙期!
9月は、葉菜・根菜類の種まき、育苗・植え付け、間引き、追肥・土寄せなどの作業が並行的に行われ、繁忙期を迎えます。
適度な降雨があると、秋野菜の植え付けも順調に進みます。植え付けの際には高畝(うね)にして湿害を防ぎましょう。夏の暑さが落ち着き、気温が上がらなくなってきたら、十分な生育量が得られなくなります。残暑が続いているうちに、種まきや植え付けを済ませるようにしましょう。

▽種まき
ホウレンソウ、コマツナなどの種まきが本格化します。暑さが続いている場合は、種まき後に遮光ネットなどで被覆します。ネットを張ったままだと徒長(とちょう)(茎や枝が必要以上に伸びること)しやすくなるため、本葉が4~5枚になったら取り除きます。ホウレンソウは特に暑さに弱いため、涼しくなるのを待ってから種をまきます。

▽植え付け
レタス、ブロッコリーの苗は、本葉4~5枚に育った頃が植え付け適期です。ブロッコリーは畝幅60センチ、株間45センチに植え付けます。レタスはポリマルチを張り、植え付けます。気温の高い時期は白黒マルチ(表が白・裏が黒)、定植時の気温が下がるにつれて黒色マルチ(表が黒)を使います。

▽間引き
筋まきをしたホウレンソウ、コマツナは発芽後に密生している株を間引き、本葉2~3枚の頃に株間3~4センチにします。

▽台風に備える
適度な降雨は“恵みの雨”となる一方、長雨・台風は農作物の作況に大きく影響します。台風が発生したら被害軽減を図りましょう。
(1)菜園を囲むように暴風ネットを張る。
(2)種まき、植え付け間のない野菜には寒冷紗(かんれいしゃ)やネットを直掛けして保護する。
(3)生育中のブロッコリー、キャベツ、ネギなどは株元に土寄せを行う。
(4)風で傷付きやすいナス、ピーマン、キュウリなどの果実は小さくても早めに収穫する。
(5)台風通過後には株の倒伏、茎葉の損傷、病気の誘発などがあるため、早めに殺菌剤を散布する。

問い合わせ:農業振興課農業振興係
【電話】0824-73-1131

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