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比和自然科学博物館

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広島県庄原市

開館:9時~17時(年末年始休館)

「アンガールズが比和で採ったちっちゃーい昆虫は 新種昆虫‼」
「はねも赤い“ベニトンボ”日本列島北上中?!」ダブルスポット展示を開催中
比和自然科学博物館では、特別展示室を2つに分け、ダブルスポット展示を開催しています。(2月28日まで)
1つ目の展示は、新種昆虫についてです。令和2年9月、お笑いコンビ「アンガールズ」の山根良顕(やまねよしあき)さんが、RCCテレビ番組「元就。」の収録のために当館を訪れました。このとき山根さんは昆虫の採集を体験。そのとき採集した昆虫の中から、新種が発見されたのです。収録で山根さんに昆虫採集の説明をした当館客員研究員の千田喜博(せんだよしひろ)さんが、昆虫学の国際的学術誌に発表しました。発見された新種昆虫は、体長わずか1cmに満たない、ハネカクシという甲虫の仲間です。(左図はイメージ)
本紙を参照ください
収録の際「新種が見つかれば『モトナリ』と名付けよう」と話していたことから、新種昆虫の和名は「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」と名付けられました。
展示では、近年発見されたものを含めて、ハネカクシの新種を3種並べて展示しています。
2つ目の展示はベニトンボです。ベニトンボは、ナツアカネやアキアカネよりも少し小さく、オスは成熟すると全身紅色(べにいろ)になり、羽の付け根も翅脈(しみゃく)(昆虫の羽に見られる筋)も赤褐色になります。(右図はイメージ)
本紙を参照ください
紅色の体色はよく目立ちます。もともとベニトンボは、東南アジアなどに分布している南方系のトンボですが、近年は北上が進み、九州や四国、本州の瀬戸内海側で生息が確認されています。
県内ではこれまで北広島町・竹原市・福山市で観察事例がありました。昨年9月福山の人から当館にベニトンボ発見の連絡があり、当館の客員研究員秋山美文(あきやまよしふみ)さんが発見者と共に調査した結果、ベニトンボの捕獲と写真撮影に成功しました。
展示では、広島県初採集となったベニトンボの標本と共に、生態写真やよく似たトンボの標本などを展示しています。
ぜひ、実物を見に当館へお越しください。

問合せ:比和自然科学博物館
【電話】0824-85-3005

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