市が行う施策や事業に対し、市民の皆さんから意見を伺う市政懇談会を市内9会場で開催しました。
今回の市政懇談会は、各自治振興区の役員を中心に、役員以外の市民の皆さんを含め、多くの人に参加をしていただきました。
参加者の皆さんには、貴重な意見をいただき、ありがとうございました。皆さんから寄せられた提案や意見などは、今後の施策に生かしていきます。
■懇談のテーマ・概要
今回の市政懇談会は、市が設定した「安心して住み続けられるまちづくりに向けて~庄原いちばんづくりの取り組み~」をテーマに行いました。
懇談会では、庄原いちばんづくりの概要や、これまでの取り組み実績・成果、本市の人口動態、そしてテーマに掲げている、安心して住み続けられるまちづくりに向けた市の考えを説明し、その後、意見交換を行いました。
また意見交換終了後には、JR芸備線を取り巻く現状や、JR芸備線・木次線の利用状況、鉄道ネットワークの重要性について、市民の皆さんへ情報提供を行いました。
■参加者からの質問・意見
市政懇談会で寄せられた質問・意見を抜粋してお知らせします。
Q:有害鳥獣対策として、デジタル技術を活用するとのことだが、全国的にどのような事例があるのか。
A:箱わななどにセンサーを取り付け、イノシシなどの捕獲情報をスマートフォンなどに通知をするものがあります。
また、ドローンを活用して、イノシシを見つけたり、追い出して捕獲したりする仕組みなどもあります。
本市でも、こうしたデジタル技術のの情報を収集し、活用の検討を行い、有害鳥獣の対策に取り組んでまいりたいと考えています。
Q:庄原産材の活用推進は、大変良い事業であるが、山林の整備や人材育成などに森林環境贈与税などをどのように活用されるのか。
A:豊富な森林資源を守り、育て、活用する「儲かる循環型林業」の実現のため、製材工場での庄原産材の利用、植栽から保育までの山主負担の大幅な軽減、林業学校への就学支援などに活用することとしています。
Q:庄原産米のブランドづくりについて、具体的にどのような取り組みをしているのか。
A:特色ある庄原産ブランド米の生産を進めるために組織された協議会の活動を支援するとともに、広告宣伝や販売促進などに協力して取り組むことで、ブランドづくりを推進しています。
Q:コンパクト・プラス・ネットワークはどのようなものなのか。
A:国が2050年を見据えた国土づくりの理念や考え方を示したもので、市民の利便性の向上を目的に、医療・福祉・商業などの生活サービス施設を集約し、公共交通などで、各拠点や施設をつなぐまちづくりの考え方です。
Q:コンパクト・プラス・ネットワークには、「各拠点に容易にアクセスできるまちづくり」と書いてある。10年後のことを今から考えなければいけないといわれたが、他地域へのアクセスは本当に保障できるのか。
A:持続可能で、効率的な地域公共交通を実現していくために、令和3年に地域公共交通計画を策定しています。
また各自治振興区や地域交通の関係者と、地域別の交通課題について意見を聞き、地域ごとの実施計画も策定しています。今後も将来に渡って、持続可能な地域公共交通を実現していくために、地域や関係者と協力し、取り組んでいきます。
問合せ:行政管理課広報統計係
【電話】0824-73-1159
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